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墓石の香炉の役目とお線香をあげる意味は?

  
香炉
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墓石の香炉の役目とお線香をあげる意味は?
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お墓参りに絶対欠かせないものと言ったらお花とお線香なのではないでしょうか。

そしてお花は無くてもお線香だけは必ずと言う方も多いのではないでしょうか。

しかし小さい時からお参りしている人は、線香をあげると言う行為は知っているものの、その意味についてよくわからないと言う方が多いようです。

何故仏壇やお墓で線香をあげるの?

お墓の香炉って色々なタイプがあるよね?

昔のお墓と今のお墓の香炉って違うけど何故?

お墓の香炉で注意することってあるの?

など疑問に思いますよね。

この記事

墓石の香炉の役目とお線香をあげる意味は?

をご覧いただきありがとうございます。

管理人で現役石屋のセイクredです。

この記事では

お線香をあげる訳

香炉とは

お墓の香炉の使用時の注意点

についての記事となりますので、お参りでお線香をあげる意味をよく理解した上でお墓参りに行きましょう。

お線香をあげる訳

線香

お線香とはなんとも不思議なものです。

仏壇やお墓の前ではお線香に火をつけると、立ち上るその煙といい香りで不思議と皆、背筋を伸ばして仏様に向かい合います。

寝転がって線香に火をつける人など何処にもおらず、なぜかシャンとなるのが不思議ですよね。

我々のDNAに古来から続く線香=荘厳なる意識が組み込まれているかのようでもあります。

では何故お墓参りにお線香をあげるのでしょうか?

お参りの基本五供

お供え物の基本は五供と言われています。

五供とはお香、橙燭、花、水、飲食の事でお供え物の基本です。

仏様は良い香りを食べるとも言われておりますので、安いお線香をいっぱいあげるのではなく、少量でも高く香りが良いものを選ぶことが重要なことになります。

五供の詳しい記事をお読みください。

香り

お線香とは字の通りお香が線になった物であり、お香を使いやすくしたものです。

香木である沈香や白檀、椨などの線香で使用される天然原料は漢方薬にも多く使われており、その優美な香りが立ち上ると自然と心がリラックスし仏様と素直な気持ちで向かい合う事ができるのです。

皆様も街中をショッピングしている時に、何処からかお香やアロマの良い香りを嗅いでしまうと、何となく足が、良い香りの方に向くと言う経験があるのではないでしょうか?

人は無意識に良い香りに引き付けられるものです。

もっとも人によってはお香やアロマの香りではなく、焼き鳥やカレーの香りに引き付けられる方もいらっしゃると思いますが。

それほど人間にとって香りと言うのは五感の中でも大切なものなのです。

身を清める

良い香りを嗅ぐと人はリラックスするものですが、お線香にはもう一つの大きな要素があります。

それは煙です。

お線香に火をつけると、良い香りと共にまっすぐ上に立ち上る煙は視覚的にも気持ちを落ち着かせるものです。

スーっと上に立ち上る煙を見ているだけでこの煙が仏様とつながっているかのようにも思えてきます。

そして煙には身を清める効果もあることにより、

香りと煙の香煙によって身も心も清らかにすることで、仏様に向き合う事ができるのです。

香炉とは

お墓における香炉とはもちろんお線香をお供えする為の物なのですが、今と昔では香炉の形が変わってきています。

一昔前のお墓は大体が線香立と呼ばれ

線香を束で二本立てるものが主流でしたが、

現在新規で建てられるお墓では寝かすタイプの香炉が主流となっています。

何故形が変化していったのでしょうか?

線香立のデメリット

立てる香炉

  • 束で二本立てるので、一人づつお線香をあげる事が出来ない。
  • 燃え尽きた灰が辺り一面飛び散る
  • 雨ではすぐ消えてしまう

これらのことがある為、現在のお墓は横置き線香の香炉がメインとなっています。

横置き香炉

こちらの香炉では香皿と言われるステンレスの網の上に線香を横置きします。

その為、

  • 一人づつ少量でも線香をあげられる
  • 燃え尽きた灰は皿に溜まり飛び散らない
  • 笠つきなので、雨の日でも消えることはない

以上横置き香炉はメリットが多いことから現在では横置き香炉に変わってきているようです。

しかしメリットばかりではなく注意すべき事もあります。

お墓の香炉の使用時の注意点

ヒビが!

線香の炎で香炉にヒビが入る場合もあります。

そんなわけないだろ!

と皆さんお思いでしょうが、実際よくあることなのです。

どういう事かといいますと、人によっては、線香を沢山あげた方が供養になる

と思っている方もいて、それこそ山盛り線香に火をつけると、物によっては轟々と燃え上がります。

物と言うのは安い線香のことです。

安い線香は危険が無いよう早く燃え尽きるようになっているのか知りませんが、やたら燃えやすく、あっという間に根本まで燃えていきます。

対して高い線香というのはゆっくりと燃え進み、束だとしても火柱が上がる事はありません。

安い線香は多いと火柱となり、香炉の穴上部を思いっきり熱します。

これが温度差などにより、割れるまでは行きませんがヒビが入るのです。

先ほども言いましたが、安い線香を沢山あげるのではなく、高い線香を少量でいいのでお供えしてください

蜂だ!

蜂の巣

横置き香炉はその形状の特徴として雨が降っても線香が濡れません。

そう、雨避けとなるので、蜂が巣を作る事が少なくありません。

そして巣がまだ小さい時は、穴の上部に作るので、人の目線には入らないのです。

その為、蜂の巣の存在に気が付かず、線香をつけてしばらくすると、蜂が怒って飛び出し刺してくると言う事があります。

蜂は雨避けになるような場所に巣を作ろうとしますので、お参りの掃除の際には、必ず香炉の中を確認してから線香をあげることをオススメいたします。

結構香炉に巣を作る蜂は多いのです。

こちらの記事も是非参考にして下さい。

以上がこの記事で伝えたかった事となります。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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