現役石屋の管理人が企業サイトとは別視点で樹木葬・納骨堂の事を解説いたします

*本ページにはプロモーションが含まれています

同じお墓でも地域によって納骨方法が違う理由とは?

    
\ この記事を共有 /
同じお墓でも地域によって納骨方法が違う理由とは?
墓じまいのお悩み解決いたします 現役石屋が墓じまいに悩んでいる方に的確なアドバイスいたします

*本ページにはプロモーションが含まれています

墓じまいのお悩み解決いたします 現役石屋が墓じまいに悩んでいる方に的確なアドバイスいたします

*本ページにはプロモーションが含まれています

地域によって納骨方法の違う理由についての記事をご覧いただき誠にありがとうございます。

皆さんはお墓の形は日本全国どこも同じだと思っていませんか?

実はお墓は日本各地の様々な事情により形、造りなど千差万別なのです。

そんなお墓は地域差で、えっ?と思う事も多いのです。

私の田舎と造りがずいぶん違うな・・?

普段見えない納骨室ってどんな造り?

関東の納骨方法って変わってる!

納骨方法に地域差があることを知らない方も多いのではないでしょうか。

そんな納骨の素朴な疑問にお答えさせていただきますのが、現役石材店のセイクredです。

同じお墓でも地域によって納骨方法が違う理由とは?の記事では

関東地方の一般的なお墓

関西地方の一般的なお墓

関東と関西とでは火葬場での集骨方法が違う

納骨室の造りが違うから納骨方法も違う

以上の内容をご説明させていただきますので、ご参考になればと思います。

関東地方の一般的なお墓

関東型墓石

関東で一般的なお墓の形です。

地上(グランドレベル)から30㎝上に納骨室の蓋があります。

全体的に石材の使用料が多く重厚な造りが特徴です

関西地方の一般的なお墓

大阪型墓石

関西のお墓では合理的でシンプルさが特徴です

巻石とも呼ばれる質素な形状の外柵ですっきりとした印象をうけます。

関東と関西では火葬場の集骨方法が違う!

人は葬儀の後、荼毘に付されます。

悲しみをこらえ二人一組で一つのお骨を瓶に入れます。

  • あれだけ大きかったお父さんがこんなに小さくなって・・・
  • あれ?意外とおばあさん骨太だったのね・・・
  • 怖い!骸骨だ!(子供の素直な気持ち)

などそれぞれの思いを持って心を込め集骨します。

ところが、関東と関西ではこの集骨方法が違うのを皆さんご存知でしたか?

関東では全骨集骨といって、ほぼ全てのお骨を瓶に入れます。

通常サイズで7寸径の瓶です。(直径21㎝位)

しかし関西では全骨集骨ではなく、のどぼとけを中心とした部分集骨なのです。

したがって瓶は小さく3寸径前後(直径12cm位)と関東の瓶の半分以下しかないのです。

残り大部分のお骨は火葬場で供養してもらうことになります。

その為関東の人が関西で骨上げするとびっくりされる方も多いですし、

逆に関西の方は関東式はえっ???となってしまいます。

狭い日本ではありますがこれほどまで違うものかなとも思ってしまいますね。

その為関西で火葬し、関東で納骨する場合は全骨集骨で!と言わないと部分集骨となってしまいますのでご注意を。

そして関東と関西とでは瓶の大きさが違う為、お墓の造りもそれに合わせ違っているのです。

納骨室の造りが違うから納骨方法も違う

関東と関西の納骨の時一番違うのが、

関東は人が納骨室の中にもぐって納骨する

関西はお墓の一部をずらして隙間から入れる

この大きな違いがあります。

関東の納骨方法

関東型納骨室

関東のお骨は7寸ですので、納骨室自体大きくしないと永代に渡って使用することができなくなります。

関西に比べ3倍以上のスペースがあり、大体は地下2段型がほとんどです。

納骨室に入ったことがある方は業者以外あまりいないと思いますので、ご説明しますと小さな地下室のようなものです。

仮に正座したとすると、机代わりの棚があります、この一段目に7寸のお骨が約3個、

下の段にも3個位、足元のスペースに2個位の合計8個位の瓶を納めることが出来ます。

身長180cm以上の方は窮屈で入れないので小柄な方が向いています。

実際の納骨の仕方は

拝石という納骨室の蓋を外し

人が中に入り込んで瓶のまま納骨

蓋を閉めて香炉を戻す

納骨は通常霊園でも寺院でも石屋さんが納骨業務をしますので一般の方は納骨室に入るということはそうはありません。

例外的に石屋さん以外、誰でも構わないというところがあるらしいですが、石は思った以上に重くちょっとでもぶつけたら角が欠けますので、石屋さんに頼んだ方が無難だと思います。

関西の納骨方法

関西型納骨室

関西のお骨は部分集骨で小さいので、納骨室自体の大きさは少しのスペースで可能です。

お石塔の真下にシンプルな納骨室を囲う一段式の納骨室で下面は土になっています。

水鉢をどけるとそこに窓のような穴が空いてそこからお骨を納骨します。

瓶から開けて撒くもよし、瓶のまま置いてもよし、さらしに入れて土に戻してもよし。

私は関東ですが、この関西式の納骨方法は非常に合理的であり、無駄の無い良いシステムだと思います。

何しろ私は年間約300件程関東式のお墓で納骨作業しているわけですが、

半地下になっていますので、完全に水没しているものも少なくないのです。

水没すると横になって倒れたり、蓋が開いてお骨が流出したりバラバラになったりは結構あります。

墓石各部の名称の紹介記事です

注意

関東と関西とに分けさせていただきましたが、日本全国見てみますと、関西型の納骨室のタイプの方が多いようです。

北海道も名古屋も四国も関西型納骨室が多いので、ある意味関東型が異質なのかもしれません。

以上がこの記事で伝えたかったこととなります。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

なっとくのお墓探しは資料請求から

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です