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位牌の購入に通販激安品はやめておいた方がいい3つの理由とは?
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本位牌は通常49日までに用意しそれまで使用してきた白木の位牌から本位牌に魂を移します。(浄土真宗は除く)
本位牌を作るのにも2週間位はかかってしまいますので、葬儀が終わり次第出来るだけ早く本位牌を用意する必要があります。
しかし初めて喪主を務めた若い息子さんなどだと
位牌ってどこで購入すればいい?
形や大きさはどれを選べばいい?
地元の仏具屋だと高い物を買わされる?
通販だとすごく安いけど本当に大丈夫?
などと不安になると同時にあまりのんびりしている暇もないので、下調べもせずに急いで通販で購入したら失敗したという方も多いようです。
位牌の購入は通販激安品はやめておいた方がいい3つの理由とは
の記事をご覧いただきありがとうございますセイクredです。
現代ではありとあらゆるものがネットなどの通販で購入する事が出来ます。
当然位牌も通販で購入することができるのですが、何故位牌の通販激安品はやめておいた方がいいのかを解説します。
最初は綺麗でも数年経過するとハッキリわかる塗り部分
作りや質が悪すぎるものが多い
位牌は完全オーダーメイドゆえ地方によって習俗が違う
の内容となりますので、位牌を購入する場合は事前に読んでいただき、何故地元の仏具屋で購入すべきかを解説します。
最初は綺麗でも数年経過するとハッキリわかる塗り部分
私は仕事上位牌を扱うことが多いのですが、中には位牌の処分をお願いされる事もあります。
処分と言ってもいらなくなったから処分してくれ、という意味ではなく、位牌が多くなりすぎて仏壇に入りきらないから回出位牌にまとめたい又は過去帳にまとめたいというケースです。
新しいものから古いものまでそれぞれ年代が違う位牌を並べてみるとなかなか興味深いことがわかります。
塗りの部分の黒色の深みがそれぞれ全然違います。
新しい位牌のはずなのに、くすんだ黒色をした位牌。
古い位牌なのに深い黒色をしたいかにも物がよさそうな位牌。
くすんだ黒色をした位牌はまるでプラスティックのような質感に見えます。いやプラスティックにしか見えません。
しかしそれは当たり前の事なのです。
昔は漆が一般的で、漆は何度も塗り重ねる事であの奥深い色となります。
しかしコストがかかり過ぎる事もあり、今では漆によく似た質感のカシュー塗料と呼ばれるもの又は丈夫なウレタン塗料などを使用し、塗料の金額を抑えることによって安価な塗り位牌が可能となっているのです。
その為激安品のほとんどが漆ではなくカシュー塗装かウレタン塗装という訳です。
遠目で見るとどれも塗り部分は同じに見えますが、よくよく近くで見てみますと黒の深みが全然違います。
私は漆職人ではありませんが、並べてみるとよーくわかります。
漆は黒の深みがよくわかります。立体的と言うか奥の奥まで黒色が断層になって奥行きを感じます。
しかしカシュー―塗装のものやウレタン塗装の物は黒に奥行きは感じられません。
おそらく新しく購入した時はこの位牌もキレイだったと思われますが、
年数が経つと漆塗りと簡易塗装品とでは違いがハッキリわかるということです。
勉強になりました。
作りや質が悪すぎるものが多い
塗り位牌では仕上げに金で加飾していますが、この金に大きな違いがあり、ここもわかりやすい違いです。
普通の位牌の加飾は五毛色金粉や純金箔を使用していますが、激安品と呼ばれるものは金色塗料で仕上げているものもあります。
これも経年変化でわかりやすい違いとなります。
私じゃなくても誰が見ても「これ金粉じゃなくて塗料だろ」とわかる位悲しい色になっていきます。
主に加飾は縁にしますので、小まめに仏壇や位牌を掃除する人は接触が多くなり、この縁の加飾が剥げてくることが多いのです。
金箔と塗料との差は年月が経つと顕著に違いがわかります。
又、法事でお位牌を持ってきた人がちょっと手を滑らせテーブルの上にお位牌を落とした時
位牌のつなぎ目が折れて真っ二つとなってしまった事がありました。
位牌は全てが一体となっているわけではなくて、パーツパーツにわかれており、ホゾ組みとなっています。
ほぞ継ぎ(枘継ぎ)またはほぞ接ぎ(枘接ぎ)(ほぞつぎ、英語:mortise[1] and tenon)とは、2つの木材部品を接合する継手の一種である。世界中の木工は数千年にわたり、主に木材を90度に接合するときにこれを使った。基本的な形式は、簡易かつ強固であった。この方式の継手には様々な変形があるが、基本的にほぞ継ぎは2つの部品:ほぞ穴とほぞの突起で構成される。通常横框と呼ばれる木材の終端を加工したほぞは、対応する木材に彫った正方形または長方形の穴に収まる。ほぞはほぞ穴にぴったり合うよう切断加工されており、通常はほぞを完全にほぞ穴に差し込んだ時に安定させる肩がある。継手を接着剤、留め具、くさびで固定することもある。
出典元:wikipedia
そのホゾの出っ張り部分から折れてしまったようです。
激安品はそもそもこのつなぎ目がガタつき今にも抜けそうなものも多いのです。
もちろん位牌は木材加工品ですので、木の伸縮はある程度はしょうがないのですが、激安品は持ってみればカタカタしている場合も多いのです。
今にもホゾから抜け落ちそうです。
全ての激安品がそうだとはいえませんが、激安品はほぼ中国製などの海外で作られています。
国内産は仕事が丁寧ですが、それだけコストがかかりますので必然的に高くなってしまうのはしょうがないのですが、安いのには訳があるのが普通ですし、考えてみればわかりますよね。
位牌は完全オーダーメイドゆえ地方によって習俗が違う
そして通販をやめておいた方が良い最大の理由はこの習俗の問題です。
例えば位牌そのものを売り買いするのであれば多少の質の悪さは我慢すればいいことでありそれほど問題にはなりません。
しかし位牌はオーダーメイドで彫刻をしなくてはなりません。
一人一人彫刻内容が違う完全オーダーメイド品という事です。
位牌の彫刻内容は地方ごとの習わし、又はその地方に昔から多大な影響力を持っていたある特定寺院の教えによって違うものです。
つまり位牌の彫刻内容の慣習は習俗によって変わるものだが、通販では地方の慣習を熟知していないのです。
例えば、
・正面の戒名「〇〇〇〇〇居士」の下は下文字と言いますがこの下文字には位又は霊位又は何もつけない。
・没年齢は数えで彫刻、満で彫刻
など厳密に決まったルールと言うものはありません。
あるのはそれぞれの地方固有のローカルルールともいえる習俗です。
ある地方では「下文字は位が当たり前」いやいや「下文字に位は彫らない」など地方地方で違い、どれも間違いでもなければそれが正解という訳でもありません。
位牌の彫刻の正解はその地方の習俗に合わせて位牌の彫刻をすることが一般的なのです。
しかし通販ではそれぞれの地方の習俗など全て理解していません。
ましてや購入する客も自分の住む地域の習俗を理解している人は少ないのです。
では一番それぞれの地方の習俗を一番理解しているのは何処の誰かお解りでしょうか?
それはそれぞれの地方で古くから商売されている地元の仏具店が一番その地方の習俗を理解しています。
「あそこの寺院の檀家さんならこうした方が良い」
「この地方では下文字はこれが普通ですよ」
など的確で間違いないアドバイを貰うことが出来るはずです。
納骨などでは親戚連中も多く集まり位牌を見られることになります。
すると親戚の中でも細かいことにうるさい方が
「どうして戒名の下が霊位にしてあるのだ?戒名の下は位に決まっているだろう」
「どうして没年齢が満になっている?没年齢は数えで彫るのが当たり前だろう」
等なりかねませんし、実際にお客様からそのようなトラブル事例を聞いたことがあります。
そして最悪なのはせっかく49日に間に合わせて通販激安で本位牌を作ったのにうるさい親戚連中に作り直せと言われることです。
通常は49日法要の際に白木から本位牌へ魂の移し替えを行うものですが、作り直しとなると再度位牌の費用がかかるのはもちろん後日住職様に位牌の魂入れを行ってもらう必要があります。
そうなるとお布施も別途かかりますので、通販激安で購入した意味が無くなるケースもあるのです。
激安通販ではこれら地方地方の習俗を全て把握できない為このようなトラブルに発展する場合もあるのです。
又、現代人はわからないことは全てインターネットで調べます。
「位牌 下文字 位 霊位」
などと知恵袋などで質問してみると、
「位」が当たり前、
「霊位」も間違えではない
何もつけないのが普通
など回答がまちまちなのに戸惑うことでしょう。
それもそのはずです。それぞれの地方の習俗が違っているからです。
やはり一番大事なのはお住まいの地域のやり方に合わせる、又檀家の場合はご住職様に確認しそれに合わせる事が一番間違いないのです。
そのために多少は高くても間違いのない位牌を作ってくれる地元の仏具屋さんに実際に訪れ自分の目で見て詳細を聞き綿密に打ち合わせをしてから作る事が一番間違いないのです。
地元の仏具屋なんてよく知らないと言われる方はお墓や葬儀など終活関連のポータルサイトを運営している鎌倉新書が運営する
「いい仏壇」を参考にする事をオススメいたします。
オススメの理由としては
口コミで仏壇店の評判を知る事が出来る
クーポン発行後実際に購入すると最大30万円のギフトカードプレゼント
その仏壇店のセールなどの最新情報を見る事が出来る
一生において仏壇仏具を購入する事はそう何回もある訳ではないので、専門知識を持っている方は少ないはずです。
そこで「いい仏壇」の口コミは非常に参考になります。
何故なら実際にその店舗で購入した方が感じた感想だからです。
この口コミは全て本物であり、サクラではありません。
何処の店舗でも社員教育はしっかりやっているとは思いますが、やはり店舗によって社員の知識レベルは違いますし店舗の品ぞろえも違っています。
それらを実際に購入した方々の声は非常に参考になりますので、事前に口コミを確認する事が店舗選びに重要な参考になるのです。
又、その店舗のクーポンを発行後5万円以上の仏壇仏具を購入し、アンケートに答えると購入金額に応じたギフトカードをもれなくゲットできるのです。
そのアンケートが先ほどの口コミとなり次購入を考えている方の良き参考になるという訳です。
位牌を安心安全に購入したいとお考えの方は下記リンクより進んで下さい
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今ではあたりまえのネット通販は便利ではありますが、やはり弊害もあるものです。
通販激安でせっかく購入したのにミスで作り直しになってしまったらそれこそ意味がなくなってしまいます。
位牌は亡くなられた方そのものとなるものですので、ある程度の品質の物を選ぶ事が重要です。
一番スタンダードな位牌の「春日」では同じ形でも激安通販では2000円以下で売っていますが、最高級漆塗りですと50,000円以上するものもあります。
この差は中国産と国産の違い、簡易塗装品と漆塗りの違いなどが大きな違いです。
個人的に「春日」であれば20,000円位の国産品が安心でオススメします。
又、一番大きな問題は地方の習俗の問題となりますので、いい仏壇を利用し信頼できるあなたの地元の仏具屋さんを見つけてもらえればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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