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納骨の際戒名なしだと出来ない場合もある三つのケース
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仕事上戒名が無いと納骨できないのでしょうか?という相談をよくされます。
皆さんはどう思われるでしょうか?
その答えはyesでもありnoでもあるのです。
戒名って本当に必要なの?
僧侶手配サービスって安いから利用を考えている
遠方の身寄りのないおじさんを家のお墓に入れてあげたいけど
など人それぞれに特別な事情をお持ちの方もいらっしゃいます。
納骨の際戒名なしだと出来ない場合もある3つのケースの記事をご覧いただきありがとうございます。セイクredです。
この記事では
民営霊園と公営霊園は戒名なしでも納骨出来る
寺院墓地は戒名なしでは基本納骨出来ない
納骨できなくなるありがちな3つのケース
例外的に納骨可の場合
一体なぜ霊園の形式によって違いがあるのでしょうか?あなたの御先祖様が寺院墓地に眠っている場合、この記事を正しく理解しないと、とんでもないしっぺ返しを食らう事にもなりかねませんよ。
民営霊園と公営霊園は戒名なしでも納骨出来る
民営霊園と公営霊園では戒名なしでも納骨できます。なぜなら宗派自由だからです。
民営、公営は仏教だけでなく、キリスト教や神道やその他新興宗教など何処の宗派でも受け入れています。そもそもそれらの宗派には戒名などありませんので当然戒名なしでも納骨は出来るのです。
中には仏教のおじいさんとキリスト教のおばあさんが同じお墓に納骨されていることもあり、それらは何も珍しい事ではありません。
寺院墓地は戒名なしでは基本納骨出来ない
対して寺院墓地では一部例外を除いては戒名なしの方を納骨する事をお断りするのが普通です。
何故なのでしょうか?
寺院墓地の護持の基本
寺院墓地をお持ちと言う事はその寺院の檀家である訳です。その寺院墓地を契約の際には使用規則を渡されているはずで、そこには通常典礼権が明示されているはずです。
寺院墓地はその寺を支える檀家がいて寺が成り立っています。檀家はその寺の儀式である葬儀、告別式を行った上で納骨するものです。そしてその後の回忌法要などもすべての宗教行事をその寺が執り行う事が典礼権として使用規則に明示されているのです。
したがってその寺が葬儀を行えば戒名が無いと言う事はあり得ません。
戒名が無いと言う事は葬儀を直葬で行ったり他寺院の僧侶に葬儀をおこなったりした場合です。
これらを行うことは厳密にいうとその寺院の墓地の使用権を失い、墓所返還しその区画を返還する場合も考えられますので注意が必要です。
納骨できなくなるありがちな3つのケース
菩提寺以外のお坊さんで葬儀、戒名
菩提寺があり、先祖代々のお墓が境内にあるにも関わらずにお坊さん便など外部のお坊さんに葬儀をたのんでしまうケースです。
これにはいくつかのパターンがあり、
- あの強欲な坊さんに頼めば高額な戒名料を取られるのが目に見えているから
- 自分は宗教心無いから葬儀社が勧めた安いプラン(僧侶、戒名付)で葬儀をあげた
1.のケースは葬儀や戒名だけ僧侶手配サービスを利用し、納骨だけは菩提寺の先祖が眠るお墓に納骨したいというものです。
これは寺院からしてみると「あり得ない事」なのです。寺院によって違いますが戒名料は本来お金がないならお気持ちで良いはずなのです。
しかし寺院によっては最低でも〇〇万円とするところがあるからこの様な事になってしまいます。
このケースでは檀家も悪いですが寺院にも多少の責任があるのではないでしょうか。
2・のケースではお寺の関心度が低い若い世代がやりがちな事例です。確かに親は檀家で先祖代々のお墓は寺院の境内墓地にあるが自分は宗教に興味が無いし、今後もあまりかかわりたくないからと言う理由です。先の事例と同じく納骨だけは菩提寺にしたいというものですが、こちらも典礼権に反している事から納骨も断わられてしまうでしょう。
このケースでは檀家の認識不足もありますが、葬儀社にも大いに責任があるものです。
直葬で行った
お金がない、生前故人が希望していたなどで臨終後葬儀、告別式を行わずに火葬する事を直葬と言い近年増えてきている葬送の形です。この場合はお坊さんも呼ばない場合が多いので、当然戒名も無い場合がほとんどです。これら直葬の場合は寺院によって対応が分かれると思います。
事情をくみ取り納骨をさせてくれる寺院もあれば、納骨を断る寺院もあると思いますので、菩提寺があるにも関わらず直葬をお考えの方は必ず事前に菩提寺の住職に相談する事が絶対に必要です。
改宗
日本国は宗教の自由を保障していますので改宗には何の制限もありません。しかし実家が寺院に墓地があるにもかかわらず、改宗した場合、あなたはそこには納骨は出来ません。
他の民営霊園や公営霊園、納骨堂など宗教自由なお墓又は、散骨などの方法を探さなくてはならない事を頭に入れておく必要があります。
そしてあなたが分家であればあなただけが菩提寺のお墓に入らなければ問題ないのですが、もし長男などでその寺院墓地の承継者ならば離壇となりその寺院墓地から出ていかなくてはならなくなる場合もありますので、良く考えてからの行動が求められます。
芸能人でも例外ではない
立川雲黒斎家元勝手居士・・・・(タテカワウンコクサイイエモトカッテコジ)声に出せない戒名ですよね。2011年に亡くなられた破天荒を絵にかいたような落語会の暴れん坊こと立川談志師匠の戒名です。と言っても当然お坊さんに付けてもらった物ではなくシャレ好きな師匠が生前ご自分で考えた戒名です。
いくらシャレが好きでもこの戒名って・・・!
談志師匠には先祖代々の寺院墓地があったのですが、そこでは当然納骨を拒否されました。その理由として戒名には使ってよい字と使うべきではない字があり、この戒名は論外だったこと。
そして菩提寺の住職が付けるべき戒名を自分で勝手につけ、それを戒名としたとの理由からです。
ご家族は色々さがし回りやっと宗派自由の霊園に納骨する事が出来たそうです。
芸能人でも特別扱いが無いのが寺院です。
例外的に納骨可の場合
そんな特殊な事情がある寺院墓地ですが、例外的に他寺の住職が付けた戒名でも受け入れて納骨出来る場合があります。
改葬
それは改葬の場合です。改葬はなんらかの事情により一度埋葬された遺骨を他墓地に移す事を言います。
遠方の何処のお寺さんが付けた戒名かわかりませんが改葬の場合は大部分の寺院は受け入れ納骨させてくれます。
しかし一部寺院では戒名を付け直した上で納骨という所もあるそうなのでこれも注意が必要です。
そして受け入れたからには受け入れた寺院の住職が今後全ての宗教行事を行う事には違いありません。
まとめ
寺院墓地は民営霊園や公営霊園などと違い宗教儀式全てをその寺院が執り行う事が前提となります。その為寺院墓地をお持ちの方は安易な考えと行動は慎まなければなりません。
そして寺院も檀家離れが加速している今、新たな方向転換を図るべき時期に来ているのではないでしょうか。
以上がこの記事で伝えたかった事となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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