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納骨の際石屋などの業者に心付けなどのお礼は必要?渡す場合金額相場は?
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実際に普段納骨業務を行っている石屋の私が語る実情は
年々減っています!!
私は年間約200件位数年にわたり埋葬に立会い、納骨作業しています。
昔は納骨の前には心付けとしていただくことが結構ありましたが、ここ最近は心付けをいただく機会が少なくなっているのが実情です。
おなじく全国各地でも同じような実情だと思います。
そこで今回は、納骨の際石屋などの業者に心付けなどのお礼は必要なのか不要なのかの解説と、現代なぜ少なくなっているかを解説します。
近く埋葬があって心付けを石屋などの業者に渡すべきかお悩みの方は参考にして下さい。
何故年々減っている?
ズバリ理由は世代交代の波です。
戦前戦後生まれの方々(70代以上)は職人仕事(お墓や畳や外構工事など)の際には心付けを渡すものとその親世代から教えられて育ってきました。
その為、心付けをいただくのはほとんどが70代以上の年代の方なのです。
それらの世代の方々が亡くなり、次の世代へとお墓も承継し世代交代が進む現代、親世代からそのような教えが無い若い世代にとっては、
ほとんどがそのようになっていますので、心付けを渡す事が減っていくのは当たり前のことだと思います。
マナーとして心付けは渡すべき?
これまたズバリお答えすると、いただく側から申し上げると必要ないかも・・
正直私だけでなく、同じように納骨作業を行っている方も、心付けをもらったから丁寧に作業しよう。もらわなかったから適当にしよう。
と思っている方はほぼいないと思います。
仕事が仕事だけに神聖な作業に携わらせていただいているという気持ちで皆さんやっているはず。
金もらっているからしょうがなくやってやる。なんて考えている人は、ほぼいないと思います。(中にはいるかもしれませんが・・・)
したがって不景気なこの時代、決して安くない埋葬料も支払っている訳ですから、個人的には石屋などの業者さんに渡す必要はないのでは?と個人的には思っています。
というか、今はいただかなくて当たり前になっていますので。
しかし場合によってはトラブルになる場合も実際に目にしましたので是非参考にしてください。
実際にあった心付けトラブル
- 私ー民間霊園の石屋
- 施主―何処かの寺の檀家
- 寺院―施主が檀家のお寺さん
- 法要内容―四十九日・納骨
民間霊園の場合施主がお寺さんと縁が無ければ霊園でお寺さんを手配することも出来ますし、施主が知り合いのお寺さんを連れてきてもいいわけで、この場合は知り合いのお寺さんを連れてくるいわゆるご同行のケースでした。
埋葬の時間になりお墓で施主さんとお寺さんを待っていると、皆さんやってきて、いざ納骨を始めようとすると、お寺さんが大きな声で施主さんに言います。
「〇〇さん(施主)石屋さんにお心付け渡しましたか?」
私はびっくりしました。
納骨の前にこんなこと言うご住職様って初めてでしたから。
慌てた施主は急いでその場で千円札を3枚丸めティッシュにくるんで私に渡してきます。
私も周りの御親戚もびっくりしていましたが、施主さんはものすごくバツが悪そうでした。
「よく言ってくれた!!ご住職」と私は思いませんでした。
なんか私が強欲な悪者に見られているようで私も、ものすごくバツが悪かったです。
これでは、まるで私が要求したみたいな感じ・・・
おそらくそのご住職の寺院には境内墓地があり、そこに出入りしている石屋さんには埋葬前に必ず施主が心付けを渡すルールになっているのだと思います。
ところが今回の施主さんのお墓は境内墓地ではなく、こちらの民間霊園ですのでその住職の心付けルールを知らなかったようです。
このようにお寺さんによってはそれぞれのルールや変なしきたりがある場合が結構あります。
しかしこれは同行のお寺さんの場合であって、霊園手配のお寺さんは「心付けを石屋さんに渡して」とは絶対に言わないと思います。
霊園手配のお坊さんは霊園側のしきたりやルールを守ることが絶対です。でなければ次呼ばれることが無くなるからです。
同じ宗派のお坊さんの代わりなど山ほどいるからです。
このようにご住職同行の場合、施主は納骨式の流れや必要な物などを細かく聞いておくことが大事です。
法要は同じ宗派でも住職によってやり方が全然違いますし、地域性で変なルールもありますのでご注意!
先ほどの施主さんのように親戚連中の前で変な汗かきたくないですよね。
そもそも心付けの意味は?
特別な配慮に対する感謝のしるしや祝儀として与える、小額のお金や物。チップ。 「運転手に-を渡す」
引用元:https://www.weblio.jp/
そもそも昔々埋葬と言えば土葬でした。
広いお墓に遺体が入る大きさの深い穴を掘り、準備します。
そして自宅から遺体を大勢で担いで墓所まで運び埋葬して穴を土で埋めるなど大変な作業でした。
好んで埋葬などする人はそうはいなかったはず。
ところが現代では埋葬といっても、焼骨が入った瓶をお墓の中に埋葬(正確には埋葬ではなく瓶をお墓に入れる)するだけです。
昔の土葬に比べたらそれほど大騒ぎするほど大変な作業とはいえません。
私は土葬を一度もやった事ありませんが、石屋の職人に聞くと昔は結構あったそうです。
新しく土葬するのではなく、元々そのお墓に土葬で埋葬した遺体を改葬の為に別の場所に移すためにお墓を掘り起こすような作業です。
と、そこには・・・半分土に還っていない遺体が・・・
永く年数が経っててもその土の状態によっては遺体は完全に土には還らないそうです。
さすがの強者石屋の親方も「無理!!できない!!」と中止したそうです。
この様に、完全に骨になっていない遺体の場合は掘り出して火葬場に持って行って火葬しなくてはなりません。
完全に遺骨になっていれば私も掘り起こす事も出来たでしょうが、半分しか土に返っていない状態とか話で聞いているだけでも私には無理です。出来ません。
その位現代と昔とでは埋葬の意味合いが違ってきているのです。
昔の土葬の時代は心付け位渡さなければと思うかもしれませんが、現代の埋葬では正直渡さなくてもいいのでは?と思う理由です。
心付けを渡すとしたらいくらくらいが相場?
心付けの相場は大体3千円から1万円位です。
したがって心付けは通常3千円か五千円も渡せば大丈夫です。
正直渡しても渡さなくても、どっちでもいいのではないでしょうか。
なんせこの時代いただける方が珍しいですから。
心付けっていつどう渡す?
一般的には納骨後に渡すのがいいと思います。
作業前に渡されるとこっちもあたふたしますし、ポケットにいれていたのが、何かの拍子で落として無くなっていたこともありました。
又、納骨室は狭いのであまりポケットが有ると引っかかってしまうので、ポケットの無いタイプの作業着が多いのです。
そんなこともあっていただけるのでしたら、納骨後がありがたいです。
心付けを渡すと後々対応が違うの?
先ほど心付けをいただいても、いただかなくても作業は同じといいましたが、やっぱり私も人の子。神の子ではないのでいただいた場合は
いつも以上に丁寧になっているのを感じます。
納骨作業もそうですが、その後に行う目地もいつも以上に気をつけて行っているものです。
先ほども言いましたが現代は心付けなどいただかない方が当たり前になっていますので、渡さないとケチに思われるかな?と思わなくて大丈夫です。
私が言うのですから間違いありません。
ただ、地域によっては心付けを渡すのが当たり前という地域もあると思いますので、事前にその地域のローカルルールに詳しい親戚などに確認しておくことが大事です。
まとめ
納骨の際石屋などの業者に心付けなどのお礼は必要なの?
実際年間多くの埋葬に立ち会っている私の答えは
現代において心付けは渡さなくても問題ありません。
あくまでお気持ちです。
しかし先ほどお伝えしたように地域性やご住職様の考え方によっては渡すのが普通という場合もあります。
御住職同行の場合は事前によく聞いておくことが大切です。
そうでないと、先ほどの施主さんのように、親戚連中の前で恥をかく事になるかもしれませんのでご注意を!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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