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【新型コロナウイルス】納骨などの法要は延期やキャンセルするべき?キャンセル料が発生する項目とは?

    
新型コロナウイルス 火葬
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新型コロナウイルス 法要納骨 キャンセル

2020年は新型コロナウイルスの猛威で日本だけでなく全世界が大混乱に陥っています。

日本ではイベントや大会など人が集まるものは軒並み中止や延期になり、春のスポーツ開幕も次々と延期や中止に追い込まれています。

2020年は東京オリンピックを迎えるはずでしたが、この様子では延期やむなしの声が大きくなっています。

新型コロナウイルスは我々の生活にも大きな影響を与えており、人混みをなるべく避けるよう不要不急の集まりを避けるよう政府も呼びかけています。

しかし、人間の寿命は操作など出来る訳も無く、今こうしている間にも日本全国何処かで誰かがお亡くなりになられています。

そうすると当然葬儀を行い火葬を行います。

そしてその後にはお墓に納骨となりますが、新型コロナウイルスが猛威を振るっている現状、親戚や家族を集め納骨などの法要を行うべきなのか、延期すべきなのか頭を悩ませている施主さんが多いはずです。

そこで今回は

実際に他の人は新型コロナウイルス対策で法要をキャンセルしているのか?
キャンセルの場合何日前からキャンセル料が発生するのか?
どの様な項目がキャンセル料がかかるのか?
キャンセルしない場合はどの様な規模にするべきか
延期する場合参列の方にどの様な案内状を出すべきか
そもそもこの時期霊園やお寺は納骨を受けてくれるの?

などの疑問に対し現役石屋で毎日霊園にいる私が解説します。

この時期、悩める施主さんのヒントになれば幸いです。

実際納骨などの法要はキャンセルしているのか?

2020年3月に入ってから、納骨などの法要のキャンセルが増えています

その多くの理由としては自分を含め家族・親類を新型コロナウイルス感染から守る為のようです。

しかし回忌法要はキャンセル出来るかもしれませんが、納骨は新型コロナウイルスが収まった頃まで延期を考えている方が多いようです。

法要は礼拝堂やお坊さんの手配などあらかじめ予約するものになりますので、予約日直前でキャンセルする場合なんらかのキャンセル料を取られる場合もあります。

その為、早め早めに法要のキャンセルを申し出る施主さんが今現在増えています。

キャンセル料は何日前から発生する?

お坊さんのお布施

キャンセル料はそれぞれ法事内容などによって違ってきます。

例えば寺の檀家さんの場合寺院葬といい、寺院の本堂内で行う事があります。

この様な場合法要を直前でキャンセルしても、キャンセル料は発生しないかもしれません。(寺院にもよりますが)

しかし、檀家ではなく法要をおぼうさん便や霊園手配などでお坊さんを手配した場合には直前だとキャンセル料が発生します。

事務局がその宗派のお坊さんをその日その時間、前もって拘束するからです。

確認項目

事前にお寺さんや管理事務所にいつまでならキャンセル料かからないか、確認しましょう。

生花

法要の際生花を事前予約する事が多いと思います。

生花は名前の通り生のものだけにキャンセルされると花屋さんは困ってしまいます。

これが例えばその花屋さんが法事の花を沢山請け負っており他の法要で流用する事ができればいいのですが、そうでない場合はその生花はロスしてしまいます。

寺院や霊園に出入りしている花屋さんの規模によってちがうので、一概にいつまでとはいえません。

確認項目

事前にお寺さんや管理事務所にいつまでならキャンセル料かからないか、確認しましょう。

会食

法要の後寺院や霊園によっては会食室で会食する場合があります。

会食の場合事前にコース・人数を予約しているはずです。

その為会食担当の料理屋さんは、事前にそのコースに沿った材料を揃えなければなりません。

急にキャンセルされると材料が余り、ロスしてしまうからです。

これも生花とおなじく、その材料を別で流用できればいいのですが、その料理屋さん次第です。

確認項目

事前にお寺さんや管理事務所にいつまでならキャンセル料かからないか、確認しましょう。

彫刻

通常は納骨の日に合わせ墓石に亡くなった方の戒名(法名)や俗名や没年月日や没年齢を石屋さんにお願いしていると思います。

この戒名彫刻は法要キャンセルの場合そのまま彫刻作業を進める必要があります

現在墓石の彫刻は昔のようにノミで職人が彫る訳ではありません。

彫刻原稿を元にゴム版に指定した文字を彫り込み、彫るべき文字を抜き墓石又は墓誌に圧着させます。

サンドブラストで鉄砂を彫るべき文字に当てると文字が彫刻されるのが現代の彫刻方法です。

この様に彫刻依頼があれば、納骨に間に合うよう急いでゴム版を作る必要があります。

したがって法要の直前キャンセルになると、当然このゴム版は出来上がっていますので、キャンセルされても困る訳です。

このゴム版は裏が粘着性になっており、シールのように墓石に密着するものですので、半年や1年経つと使い物にならなくなってしまうのです。

そのためゴム版が出来上がってしまったら、彫刻しないといけないのです。

いずれ彫刻するものですので、法要をキャンセルしても彫刻だけは先に済ませておくという考え方になります。

施主としての基本的な納骨や法要の考え方

納骨は当たり前ですが、お墓で行います。

昔は自宅近くにお墓がある場合もありましたが、現代ではほとんどが自宅から遠い場所にお墓があります。

そうすると交通手段としては車や公共交通機関のバスや電車やタクシーなどで現地のお墓へ行く必要があります。

施主はそれでいいかもしれませんが、親類などの出席者は近くに住んでいる方だけではありません。

県外などに住んでいる方は、新幹線や飛行機など使用しないと来ることができない場合もあります。

そうすると遠方から来る方はそれだけ新型コロナウイルスの感染リスクが高まります。

家族の感染リスクを最小限にする為には、子供や高齢者を欠席させることも考慮しなくてはならないかもしれません。

法要小規模開催

例えばこの方のように夫婦二人だけの最小限の人数で法要を行う事も考慮する必要があります。

子供・高齢者を新型コロナウイルスから守るためです。

いわゆる小規模開催というものです。

そのような事も考慮しなくてはならない施主さんは早期の判断が求められます。

とりあえず納骨などの法要は延期するのがいいのか?

これも判断の分かれる所であり、どれが正解なのかは誰にもわかりません

あと1か月すれば新型コロナウイルスが終息するのか、1年後なのか誰にもわかりません。

その為、施主は法要を延期すべきか中止にすべきか自己判断しなくてはなりません。

法要が納骨の場合は通常四十九日で行う事が多いが、必ず四十九日にやらなくてはならないわけではありません。

百カ日又は一周忌で行う方もいますので施主の考え方次第です。

「もう少しここ(自宅)にいてね」

と故人に許しを請うのもいいかもしれません。

今は非常事態であり、いわれる常識外なことでも、誰も異議を唱える者はいないはず

三回忌や七回忌の場合もそうです。

何もお寺さんや霊園で回忌法要を行う必要はありません。

自宅で心の中で手を合わせることで、きっと故人も納得してくれるはずです。

お年寄りが多く出席する納骨など法要は大丈夫か

法要に出席する方は基本年齢層が高いものです。

中には赤ちゃんや小学生などもいますが、ほとんどの場合一つのグループの年齢構成は10代以下が5%位、20代・30代が15%位、40代・50代が30%位、60代・70代が45%位、80代以上が5%位のザックリとした割合が多い。

高齢者の連れ合いや、兄弟などの法要の場合どうしても参加者に高齢者が多くなります

ご存知の通り、新型コロナウイルスは糖尿病や心疾患など持病を持っている方や高齢者の死亡率が高いのが特徴です。

たとえ、法要に出席の方全てが新型コロナウイルス陰性であっても、そこに至る道すがら感染してしまう恐れがあるのです。

今はまだ新型コロナウイルスの全容が明らかになっていませんので、今現在(2020年3月)高齢者はなるべく外出しないようにするべきなのかもしれません。

高齢者の身の安心を考えるとしばらくの間は納骨や回忌法要などは延期するのがいいのかもしれませんが、それはそれぞれの家庭環境により、どうしても延期出来ないこともあるかもしれません。

延期するもしないも施主さんの判断になります。

法要延期の際どのような案内状を出せばいい?

急啓
春らしい陽ざしを感じるこの頃、ご健勝にお過ごしのことと存じます。
○○の一周忌法要を四月初旬に営ませて頂きたくご案内を差し上げましたが、昨今の新型コロナウイルスの猛威から皆様方の感染を防止するため、一周忌法要を延期させていただきたく存じます。
何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
法要の日時が決まりましたら、ご連絡させて頂きます。
皆さまお集まりの節は、亡き○○の話をお聞かせいただければと思います。
どうか健康には十分お気を付けください。
                             草々

こんな感じで出せば誰もが理解してくれるはずです。

納骨はこの時期受けてくれないの?

新型コロナウイルスに感染して亡くなった方や新型コロナウイルスとは全く関係なく亡くなった方はこの時期納骨を受けてくれない?

と不安になる方も多いと思います。

情報過多の現代は正確な情報を判断するのが難しいのも事実。

中国に次ぎ最も感染者が多いイタリアでは結婚式も葬式も禁止になったと報道

この報道を受けて日本でも葬儀場で新型コロナウイルスが蔓延しているから、この時期葬儀は出来ないとデマが出ているようですが、

法律上一類感染症・二類感染症・三類感染症又は、新型インフルエンザ等の感染症の病原体に感染され、もしくはその恐れがあるご遺体は、24時間以内に火葬することができることから、

新型コロナウイルス感染が原因でお亡くなりになられた方は

葬儀⇒告別式⇒火葬

という一般的な流れではなく、いきなり

火葬となる事がほとんどになるはずです。

しかも火葬の時間や場所が限定されていたり、立会者の人数が限られ、火葬場職員等が防護服等での対応など通常の葬儀とは異なる事にショックを受けるかもしれません。

しかしこれはしょうがないことです。

遺体の搬送や火葬場における火葬に際しては、遺体からの感染を防ぐため、遺体について全体を覆う非透過性納体袋に収容・密封することが望ましいです。遺体を非透過性納体袋に収容・密封後に、納体袋の表面を消毒してください。遺族等の意向にも配意しつつ、極力そのままの状態で火葬するよう努めてください。
また、遺体の搬送に際し、遺体が非透過性納体袋に収容、密封されている限りにおいては、特別の感染防止策は不要であり、遺体の搬送を遺族等が行うことも差し支えありません。
他方、継続的に遺体の搬送作業及び火葬作業に従事する者にあっては、必ず手袋を着用し、血液・体液・分泌物(汗を除く。)・排泄物などが顔に飛散するおそれのある場合には、不織布製マスク、眼の防護(フェイスシールド又はゴーグル)を使用してください。衣服への汚染を避けるため、ディスポーザブルの長袖ガウンの着用が望ましいです。また、これらの器具が汚染された場合には、単回使用のものは適切に廃棄し、再利用するものは適切な消毒を行ってください。
火葬に先立ち、遺族等が遺体に直接触れることを希望する場合には、遺族等に手袋等の着用をお願いしてください。
万が一、遺体の体液等で汚染された場合など、消毒を行う必要が生じた場合には、消毒に用いる薬品は、0.05~0.5%(500~5,000 ppm)次亜塩素酸ナトリウムで清拭*、または30分間浸漬、アルコール(消毒用エタノール,70v/v%イソプロパノール)で清拭、または30分間浸漬とし、消毒法は、消毒薬を十分に浸した布又はペーパータオル等で当該箇所を満遍なく拭く方法が望まれます。消毒剤の噴霧は不完全な消毒やウイルスの舞い上がりを招く可能性があり、推奨しません。また、可燃性のある消毒薬を使用する場合については火気のある場所で行わないようにしてください。

引用元:厚生労働省

いわゆる白装束を着させて六文銭を入れたり、女性の化粧なども出来ないようですし、手袋越しでしか触る事が出来ないなどショックを受けるかもしれません。

新型コロナウイルスに感染されて亡くなった方は

火葬⇒葬儀となり、そしてその後、お墓への埋葬がありますが、霊園やお寺さんでは納骨を断る事はあり得ないはず

火葬すれば新型コロナウイルスは完全に死滅しているはずですし、火葬場とは違い他の遺骨と同じ扱いです。

又当然、新型コロナウイルスとは無関係で亡くなった方の納骨をこの時期断る事もありません

まとめ

 「安心」は、仏教では「あんじん」と読みならわし、恐怖や不安から解放され、心安んじて生きていける境地をいう。そのような世界が開かれることを、信心、信仰の証しとし、たとえば「安心の宅に至る」(『教行信証』証巻)などとも言う。また、仏徳の一つとして「 無畏 ( むい ) 」が説かれるようにおそれおののくことの無い境地を仏教は求めているのだと言ってもいいであろう。
 なぜこのような言葉で信仰の世界が表現されるのかと言えば、それだけ人間の世界は苦しみや不安や怖れに満ちているからであろう。
 不安や怖れをもたらすものは、たとえば病気や貧しさや戦争などであろうが、それらを無くすることによって不安や苦しみを解消しようとするのでなく、病や戦争のただ中に身を置いたまま、その不安や苦しみを転換するという方向が、仏教の基本的な立場である。
 病はついに根絶し得ないし、人間の支配欲は暴力をもってでも他を制服せんとして際限がない。また病や貧困は不幸であり、富や健康は幸福をもたらすという一種の迷信が、さまざまな似非「宗教」を生み出している
 しかし、蓮如が「 病患 ( びょうげん ) をえて、ひとえにこれをよろこぶ」(『御文』)というような世界が確かにあるのだ。そうでなければ、老いて病のうちに死んでいくのが普通である人間は、皆な不幸のうちに死んでいくことになろう。病や貧困の中で、それを受け容れ、それを引き受けていく、徹底した「安心」の世界があるのである。何を怖れることもいらぬ「無畏」なる世界である。
 しかし、だからと言って病や貧困や戦争を無くそうとする努力を無視し軽蔑することも仏教の世界のものではない。
 すでに貧困や戦争がある。新たな病が次々と起こる。公害もあり、差別や性の略奪もある。そこに悲しみや苦しみ、不安や怒りがある。そして、それゆえにそれらの無い世界を求める心や努力の底に、末通った「安心」を求める命のうずきがある。それを無視することは仏の教法を無 ( な ) みするものであり、同時にそれは人間の人間たる世界を崩壊させることになるだろう。

引用元:大谷大学

人は今まで通り普通の安心できる生活に早く戻りたいと願っています。

小学校や中学校も休校、東京ディズニーランドも閉鎖、映画館や図書館も閉鎖、Jリーグもプロ野球も開幕延期など街は閑散としています。

早朝から列をなしているのはドラッグストアだけ!

今まで見たことのない異様な光景が眼前に広がっています。

皆さん不安でたまらないと思います。

過去ヨーロッパで数度ペストによる流行でとんでもない数の人々が無くなっています。

それら大流行をリアルで知らない現代を生きる我々は今後どう生きていけばいいのでしょうか?

仏教的な考え方からすれば新型コロナウイルスと上手く付き合えということなのでしょうか?

おそれおののく事のない境地の「安心あんじん」を得る事は我々にできるのでしょうか?

私にはわかりませんが、早くいつも通りの安心できる生活に戻れるよう心から願うばかりです。

皆で知恵を出し合ってこの難局を乗り越えなければならないのです。

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