墓石に彫る家紋を調べる際によく確認しなければならない5つの事

2017-02-25

お墓参りに行くと大体のお墓に彫られているのが家紋です。

正面文字のすぐ下に大きく彫られているものや、花立や水鉢に彫られている物もあります。

このお墓に彫られている家紋は何の意味があるの?

姓が同じなら家紋は同じなの?

家紋ってどれ位種類があるの?

墓石に彫る際気をつけることは?

家紋の調べ方は?

など疑問に思われている方は多いのではないでしょうか。

墓石に彫る家紋を調べる際によく確認しなければならない5つの事

をご覧いただきありがとうございます。

管理人のセイクredと申します。

自分の家紋って知っているようで知らない方はかなり多く、間違って記憶している場合もあります。

家紋を使用するケースは紋付の着物や袴を作る時や、お墓に家紋を入れる時くらいしか意識しないので、知らない方、間違って記憶されている方は大多数なのです。

この記事では

墓石と家紋

家紋の種類

家紋を調べる際確認するべきポイント

以上となっております。

これからお墓を造る方は間違って彫っては大変なので、是非参考にしていただきたいと思います。

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墓石と家紋

真田六文銭

現在旬の家紋と言えば真田丸でおなじみ真田六文銭ですが、何と言っても一番有名な家紋と言ったら

「この紋所が目に入らぬか!!」

の水戸黄門様の葵の御紋なのではないでしょうか。
葵の紋

悪事の限りをつくした悪者であっても、この御紋を一目見ただけでひれ伏すほど権威の象徴でもあったわけです。

そもそも家紋は源平藤橘が権力を示していたころの平安時代に目印的な紋章として使われだしたのがルーツとされています。

源は源氏、平は平氏、藤は藤原氏、橘は橘氏の事です。

その後戦国時代と突入すると、同族同士での戦いも起きた為、敵味方の区別をつける為に家紋の種類が増え、有名武将は一目見てわかるようにオンリーワンの家紋をそれぞれ使用するようにもなりました。

それが江戸時代にもなると戦国の時代も終わり、家紋は階級社会における身分や家柄を他人に示す権威の象徴としてのものとなり、一般庶民もこぞって

「家の家紋はこれじゃい!!」

と自由に家紋を使用し始めたのです。

当時はまだ一般庶民は苗字を公称することは出来なかったために、家紋は一族を表すものとなっていくのです。

一般庶民が家紋を墓石に彫り始めたのは明治時代になってからのことなのです。

時代時代によって家紋の意味合いが変わっていき、基本一族を表すものなのですが、この頃一般庶民が割と自由に家紋を付けた為、家紋を辿って自分のルーツを調べるのは難しいのです。

佐藤さんは皆同じ家紋ではありませんし、田中さんも色々な家紋があります。

五七の桐が家紋だから豊臣秀吉の子孫と言うわけではないのです。

家紋の種類

藤、片喰、木瓜、蔦、柏、桐、茗荷、沢瀉、橘、鷹の羽

が日本の十大家紋と呼ばれており、源平藤橘の流れからきているのが面白いですね。

日本人の系譜をたどるとこの源平藤橘に行きあたるとも言われているのも、あながち間違いではないのかもしれませんね。

家紋を大きくざっくりと分けると次のようになります。

植物紋、動物紋、自然紋、建造物紋、器物紋、文様紋、文字紋に分けられます。

植物紋

現在2万種とも言われる家紋の中でそのほとんどをこの植物紋が占めています。雑草のような植物からも図案化しているように昔は一歩外を歩くと一番身近にあった物だったのかもしれませんね。

十大家紋を見てみても、鷹の羽以外全て植物紋です。

代表紋

桐、藤、蔦、梅など

動物紋

鷹や鶴などの鳥類が多く、四本足の動物が非常に少ないようです。そして島国の日本なのに海の物は貝しかなく、魚類が無いのが非常に興味深いですね。

代表紋

鷹の羽、鶴、雀、蝶など

自然紋

月、星、日、山、波、雲など天、地、気象などを図案化したものになります。

「ナルト」の背中の渦巻きは実際にはありませんがこの自然紋に類するのではないでしょうか。

代表紋

月、星、波、稲妻など

建造物紋

生活する上で身近な建造物を参考に図案化されたもの。

代表紋

井桁、庵、石畳など

器物紋

生活必需品であった農具や漁具、武器に生活用具や楽器などを図案化したもの。

「ナルト」のうちはサスケの家紋は団扇(うちわ)からきているようです。

代表紋

扇、矢、団扇、笠など

文様紋

現代社会においても様々な形で取り入れられており、幾何学模様ともいわれて、畳の縁にはなんらかのこれら文様を目にするのではないでしょうか。

代表紋

巴、亀甲、七宝、菱、九曜など

文字紋

その名の通り文字を図案化したもの。

代表紋

一文字、卍、上文字など

家紋を調べる際確認するべきポイント

お墓を造る時は彫刻をどのようにするか打ち合わせすることになりますが、その中でも注意するべきで、間違えやすいものが家紋です。

間違える理由として次があげられます。

  • 間違って覚えている
  • 似た家紋を混同している
  • 本家のおじさんに聞いたがそれ自体呼び名が違っている

など間違えてしまう事があるので、注意が必要です。

私が仕事上で実際にあった間違えの例です。

私のお客様で新たに墓石を建立することとなり、お客様のお店に伺い打ち合わせしていました。

40年続く老舗のお店には家紋が飾られお店のパンフレットにも印刷されていましたので、これで間違いないと打ち合わせを終え、帰社するとそのお客様から電話があり、

家紋が違っていた

とあわててお電話がありました。

家紋の中には同じ模様が重なるデザインがあるのですが、

左が上

右が上

と言うのが結構あるのです。

それを今まで逆のデザインで40年間、間違った家紋で商売されていたのです。

老舗店舗でもこのような事があるのです。

よくよく細部まで慎重に確認しなくてこのような事になりかねません。

一番間違いがないのは、実家のお墓の家紋の写真をスマホで取っていただき、画像として石屋さんに見せるのが間違いありません。

ダメなのは、実家に電話し、話だけで家紋を確認する事です。間違いの大半はこの場合となります。

「家紋はえっと・・何だったかな?」
「ウチの家紋は桐だったよね」
「あーそうそう桐だったと思うよ」

実際は桐ではなくよく似た蔦だったと言う様な事はよくありますので、必ず画像を取ってもっらう事が大事なのです。

下にあげる注意ポイントを良く確認することが間違えを防ぐ大切なポイントとなります。


中身は同じですが、外に丸が付く、付かないです。

ほとんどの家紋には丸無と丸付があります。


陰紋は少ないのですが、使用家がいます。

陰紋だけに完全な反転と言うわけではないので注意が必要です。

彫刻すると雰囲気が全然違います。

数字と数


これも間違える事が多い数の違いです。この他に、五三の桐や五七の桐など花の数の違いにも注意が必要です。

左右

鷹の羽や矢など左右に重なるものがありますが、

左が上になっているのか、

右が上になっているのか、

で家紋は違ってきます。

上下

代表的なのが藤です。

上に向かうのが上がり藤

下に垂れるのが下がり藤

など向きにも注意が必要です。

以上家紋は慎重に調べて下さい。

なんせ石は一度彫ったら修正するのは大変なことになりますからね。

以上がこの記事で伝えたかったこととなります。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

家紋は色々な種類があり、中には思わず笑ってしまう様な家紋もあります。

家紋には優れたデザインのものが多くかっこいい家紋を参考に紋を作ってみました。

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