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浄土真宗が塔婆を建てないのは他力本願の教えがあるから
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お墓参りに行くと風もないのに
「カタン・・カタン」
と音が鳴ったりするのが木製の板に何やら呪文のようなものが書かれている物と言えばお塔婆です。
このお塔婆は法要の時やお施餓鬼の時などお墓に建てますが、仏教の中でも浄土真宗だけは塔婆を建てる塔婆供養はしません。
実家では法要の際塔婆建てるのが普通なんだけど
塔婆立ないと法要って感じがしない
同じ仏教なのにどうして浄土真宗だけ塔婆を建てない?
など疑問に思われている方は多いかと思います。
浄土真宗が塔婆を建てないのは他力本願の教えがあるから
の記事をご覧いただきありがとうございます。
管理人のセイクredです。
確かに小さい頃から塔婆に親しんだ方は塔婆の無い浄土真宗に違和感を感じるかもしれませんし、浄土真宗の方からすれば
「塔婆?はっ?」
となるのかもしれませんね。
この記事では
浄土真宗とは
浄土真宗は塔婆を建てない
追善供養の考えがないから
浄土真宗の教えの根本
以上の内容となっておりますので、何となく疑問に思っていた方はスッキリしていただければと思います。
浄土真宗とは
日本の主要仏教には十三宗があります。
- 法相宗
- 華厳宗
- 律宗
- 天台宗
- 真言宗
- 融通念仏宗
- 浄土宗
- 浄土真宗
- 曹洞宗
- 臨済宗
- 黄檗宗
- 日蓮宗
- 時宗
と十三宗の宗旨があり、それぞれに分派が有る所もあります。
仏教系最大信者数を誇るのが浄土真宗であり現在、十派が真宗教団連合として加盟しております。
- 浄土真宗本願寺派
- 真宗大谷派
- 真宗高田派
- 真宗仏光寺派
- 真宗興正派
- 真宗木部派
- 真宗出雲路派
- 真宗誠照寺派
- 真宗三門徒派
- 真宗山元派
以上の10派に分かれていますが中でも本願寺派と大谷派が大部分を占めており、それぞれ「お西」「お東」などと呼ばれています。
この浄土真宗においては塔婆立を建てないものなのです。
浄土真宗は塔婆を建てない
浄土真宗の寺院墓地に行かれたことがある方はわかると思いますが、浄土真宗のお墓は実にすっきりとしています。
そうですお塔婆が建っていないので、ものすごく整然としているのです。
そして他宗派では一周忌や三回忌のでの法要の際には必ず塔婆をご住職様に書いていただいてお墓に建立するものなのですが、浄土真宗の場合はそれら塔婆供養をするという考え方はありません。
一体何故なのでしょうか?
追善供養の考えがないから
何故なら浄土真宗には追善供養という考え方が、そもそもありません。
追善供養とは、故人が足りていなかった功徳を生きている我々が法事などで故人を想い祈ることで善い行いを故人に差し向け、善行を積み冥福を祈ることによってより良い所へ行ってほしいと願うものです。
もっとわかり易く言えば、法事や普段家の仏壇の前、墓前で
「私たち一生懸命冥福を祈っているから、どうか成仏してください」
と言うのが追善供養なのです。
しかし、浄土真宗では
「冥福?はっ?なにその冥福って!」
浄土真宗の教えの根本
浄土真宗の教えの根本には他力本願があります。
現代では他力本願と言うと、
迷ってる場合じゃないんだよ、優柔不断がいつもチャンスを逃してる。他力本願じゃなくて、自分で掴め。Go straight‼
— Kumi♡ (@kumimikukuma) 2016年12月5日
誰か現状を変えてください(他力本願)
— かがみん.N【腰痛】 (@DAL_KAGAMIN) 2016年11月27日
「FX(外国為替証拠金取引)」ハイリスク・ハイリターンの資産運用 〈概要〉投資信託とは、投資家の方々がファンド(投資専門会社)に資金を預け、その集まった資金を元に運用で得た利益を投資家に分配する仕組みの金融商品である。投資のプロに任せて一儲けしようという他力本願な投資方法!
— 『運用ならおまかせ!!』のつぶやき (@money_employmen) 2016年11月27日
###金運###
【遺産線】
金運線が感情線と頭脳線を突き抜けて生命線まで達している手相。親からの莫大な遺産を相続したり、親の死後に保険金が入ったりなど、他力本願なラッキー線。 pic.twitter.com/uvqcXrJ2tl— 運気を上げる手相bot (@lucky_hand_line) 2016年11月27日
など他力=他人の力と解釈され、他人の力で何とかなる、他人の力をあてにして自分は楽をするなどの意味で使われているのが当たり前の風潮になっており、正確にニュースを伝えるべきアナウンサーにしても同様の使い方をされている場合もあります。
しかし本来の使い方はもちろん違います。
本来は、他力=阿弥陀仏の大いなる力の事、本願=生きとし生けるもの全ての救済を約束すること
すなわち他力本願とは阿弥陀仏の大きな力で全ての者の救済を約束してくれると言うものなのです。
その大いなる力によってあなたが信心を得ると生きながら往生が確定されると言うものです。
これを即得往生と言います。
同じ浄土系の浄土宗では阿弥陀仏を信じ念仏を唱える事によって亡くなった時に極楽浄土に行けるという違いがあります。
わかり易く言うと浄土真宗では信心を得ただけで即往生できると言う教えが根本にあります。
阿弥陀仏の大いなる力で即往生出来るのに
往生を願って追善供養をする
故人の冥福を願う
など自分の力でどうにかしてあげようなどと言う考え方は浄土真宗の教えからすると大変失礼でありおこがましい事なのです。
まとめ
その為浄土真宗には追善供養という考え方は取らないので追善供養の形としての塔婆供養は必要ないのです。
そして塔婆供養がないから塔婆も無いと言う訳なのです。
例えばよくあることですが、自分の実家が塔婆供養がある別の宗派で、旦那方の回忌法要の際お塔婆を作りたいのですがと言われる奥さんがいらっしゃいます。
本人は浄土真宗の事をよく知らずに、気を利かせたつもりなのでしょうが、これは追善供養の考え方が無い浄土真宗からするとあり得ない考え方なので注意しましょう。
そしてよく間違いやすいことですが、浄土宗と浄土真宗ではどちらもお題目が
「南無阿弥陀仏」で同じなので、間違えている方も実に多いのですが、追善供養を行い塔婆を建てる浄土宗と追善供養の考え方の無い浄土真宗では全く違うものであることをご理解下さい。
以上がこの記事で伝えたかった事となります。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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