神道のお葬式に参列する事になったら覚えておきたい作法

人生長く生きていますと色々ありがたくない知らせが来る場合も多々あります。
それは近親者又は友人などの不幸です。

日本国においては宗教の自由が保障されていますので様々な宗教の葬儀に出席する場面も出てくるものです。自分の宗派の事ならば何となく理解しているものですが、あまり馴染みのない宗派の葬儀に出席するときなどは何かと戸惑い不安になるものです。

神道のお葬式に参列する事になったら覚えておきたい作法の記事をご覧いただきありがとうございます。セイクredです。この記事では

神道のお葬式の作法

神道の服装

仏教と違う点

仏教用語は使わない

おくり名の呼び方

以上の内容となっておりますので、神道のお葬式に参列することになった場合などに頭に入れておいていただければ何かの役に立つかもしれません。

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神道のお葬式の作法

神道作法
神道のお葬式では仏教とは違うことも多く特に戸惑ってしまうのが玉串奉奠のやり方と神道独特の礼拝方法である二拝二柏手一拝なのではないでしょうか。

神式の特徴の玉串奉奠

仏式のお葬式の場合人数が少なければ前方へ進み出てお焼香をします。お焼香の場合は基本前の方がしている動作を真似てすれば何となくできるものですが、神式のお葬式ですとそもそも出席する事が少なく、戸惑うものです。

しかし玉串奉奠と二拝二柏手一拝の2動作を事前に覚えておけば不安なく神道のお葬式にも出席できるはずです。

ニ拝二柏手一拝

神道では葬儀の席では柏手は音を鳴らしません。これを忍び手と言い、手を叩かずに寸前で止めます。
この柏手は一般的に忌明けである五十日祭が終了すると音を鳴らしても良いとされています。

そしてお辞儀にも「拝」「揖(ユウ)」「小揖」などの角度がある事を覚えておきましょう。「揖」はおおよそ45度の角度で「小揖」はおおよそ15度の角度です。そして最も深く腰を曲げるのが「拝」であり腰を90度曲げる事を言いますので二拝の場合正式には90度となります。
しかし腰が悪かったり人によっては90度まで出来ない場合もありますので、出来るだけ頭を低い位置まで下げる事が大事ということになります。

神道の服装

神式だからと言って和装や紋付袴で行かなくてはならない訳ではありません。
仏式と同じ考え方で問題ありません。

ですが、ある程度の節度をもった服装をすることは最低限のマナーとなります。

仏教とは違う点

お寺と神社。仏教と神道。ある意味似ている部分もあるのですが決定的に違う部分もいろいろあります。

神道では家族を見守る霊となり祖先神の仲間入りをすると言う考え方が一般的にあります

神社で葬式はやらない

一般的には神社では葬式はやりません。と言うか出来ません。皆さんのお住まいの近くにある神社を思い浮かべても神社で葬儀はしませんよね。同じように神社にはお墓もありません。お寺では普通に葬儀が出来て境内墓地があるのとは大違いです。

なぜなら神道では死は穢れ(ケガレ)とされているからです。穢れと言われるとなんだか汚らしい感じを受けますが、気が枯れた気枯れの状態ともされています。

数珠は使わない

数珠は「念珠」や「寿珠」などともよばれお経を読む回数を数える道具としての役割がある為お経など使わない神道においては数珠は使いません。

間違って持ってきたりする方がいますが、そっと胸ポケットか鞄に戻しておきましょう。

不祝儀袋

神道では亡くなった後は仏さんにはなりませんので「御仏前」は使いません。

不祝儀袋は「御霊前」(蓮の花が付いたものは仏式になるので使わない)又は「御玉串料」又は「御榊料」又は「御神前」などを使うようにしましょう。

位牌ではなく霊璽

神道では位牌ではなく霊璽と言うものを使います。役目としては同じで故人の御霊が宿るとされていますので丁重に扱うべき物になります。

仏式のように塗りや唐木ではなく白木で作られています。その為仏教徒の親戚などから「これは仮の位牌であるから50日祭までに本位牌を用意しなければならない」など神仏ごっちゃにされている方がいらっしゃいます。

この白木の神式の位牌が仮位牌や野位牌だと勘違いしてしまうようです。確かに仏教では葬儀の時仮の位牌を作り49日までに本位牌を用意し魂の移し替えをしなくてはなりませんが、神道の場合はこの白木の霊璽が正式なものとなりますので、惑わされないようにしましょう。

仏教用語は使わない

これは年配者の方がうっかり、つい言ってしまうケースが多いようです。

我々は日常生活において知らず知らずの間に仏教用語を使ってしまっている場合が多いので、神前では使わないようにすることも大事なマナーとなります。

往生(おうじょう)

〇〇さん往生するんだよ!

往生は仏の国にまれる事を言いますので往生は仏教用語になります。

三塗(さんず)

〇〇さん三途の川渡れたかな?

神道では三途の川は渡りません

荼毘(だび)

とうとう〇〇さんも荼毘に付されてしまったか・・・

荼毘とは仏教用語で火葬を意味するインドの言葉であるパーリ語の jhāpetiに由来する仏教語ですので厳密にいうと仏教徒のみに使われます。

神道式で言うと火葬祭となります。

年忌(ねんき)

そうすると〇〇さんの三回忌はいつになるのかな?

神道では回忌法要ではなく年祭になります。一年祭、二年祭、三年祭、五年祭、十年祭その後は十年ごとに行います(二年祭はほとんど行われません)

冥土(めいど)

冥途の土産は何をもっていったのかな?

冥途は生前仏道修行を怠った者がさまよい行く暗闇で苦しい世界の事を言いますので神道では使いません。

おくりなの読み方

仏教では僧侶に仏の弟子となった証に戒名(法名)を付けていただきます。
しかし神道では生前のお名前(俗名)の後ろにそれぞれの年齢に応じたおくり名と呼ばれるものを付けます。

神道のおくり名では幼児が稚郎子(男)稚郎女(女)、少年が郎子(男)郎女(女)、青年が彦(男)姫(女)、大人が大人(男)刀自(女)、老年が翁(男)媼(女)とされていますが、現代では子供の場合ほとんどが彦(比古)姫(比売)となっています。

これらおくり名を生前の名前の後に付けます。


少年であれば東京太郎比古命や東京花子比売命。
読み方はとうきょうたろうひこのみこと、とうきょうはなこひめのみことと読みます。

大人であれば東京太郎大人命や東京花子刀自命
読み方はおとないのちではありません。うしのみこととじのみことと読みます。

老年の場合は東京太郎翁命や東京花子媼命
読み方はおきなのみことおうなのみことと読みます。

いかがでしたでしょうか?仏教と神道とではお葬式の場では随分色々な違いがありますね。
不幸はいつ何時訪れるかわかりませんのでいつ何時神道のお葬式に参列する事があっても頭に入れておいていただければと思います。

この記事で伝えたかった事は以上となります。

最後までご覧いただきありがとうございます。

神道と同じくあまり参列する事が少ないキリスト教の記事となります。

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