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塔婆を処分するタイミングと方法はどうすればいい?

  
お炊き上げ
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塔婆を処分するタイミングと方法はどうすればいい?
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回忌法要や納骨の際には宗派によってはお塔婆を建てますが、塔婆ってどのタイミングでどうやって処分したらいいのでしょうか?

朽ちるまで建てておくべきと言われた

塔婆を建立する際前のは処分するものだと聞いた

いやいや私は塔婆立にいっぱいになったら処分するものだと言われている

古い塔婆は何処で処分するもの?

など周りから言われている事が違っていたり、web上でも言っている事がまちまちだったりします。一体正解はどれなんでしょう?

塔婆を処分するタイミングと方法はどうすればいい?の記事をご覧いただきありがとうございますセイクredです。この記事では

塔婆とは

塔婆を処分するまでの期間

塔婆はどの様な方法で処分?

現代は好き勝手に焼却できない

以上の内容となっております。普段の業務においても塔婆の処分に関する質問が非常に多くなっていますので、きっと疑問に思っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

塔婆とは

塔婆は浄土真宗を除く仏教全般で納骨や法事などで追善供養のために建立するものです。

塔婆の意味についてはこちらを参考にして下さい。

霊園や寺院墓地には使用規則なるものがあるはずです。それをよく見ていただければわかるはずですが、「おおむね〇ヵ月以内に(霊園側が)撤去する」という所もあれば、「塔婆はお客様の管理の元適時処分の事」などそれぞれ違っています。私が現在いる霊園ではお客様が自分で処分する事になっているのですが、

「いつまで塔婆を建てたままにしているんだ!管理費払ってるんだからちゃんと管理処分しろ!」
と怒鳴り込んでくる方もいらっしゃいます。丁寧に説明すると

「えーそんなの知らなかった、私の田舎のお墓は全てやってくれるのに・・」
又、別の方からは

「建てておいた塔婆が無くなっている!なんで勝手に処分するんだ!」

と怒ってくるお客様もいらっしゃいます。

それぞれ霊園規則によって対応が違うのです

今一度使用規則を確認するのがよろしいかと思います。

塔婆を処分するまでの期間

「塔婆は朽ちるまで建てておくものなんですよ」

「塔婆は建てる事に意味があるのだから一日でもいいのです」

「新しい塔婆を建てる時に古い塔婆を処分するものです」

一体どれが正しいのでしょうか?この問いに答えはありません。

自分の考えに従って行うのが正解なのです。

人にはそれぞれの考え方や宗教観がありますが、それを人に押し付けるのはどうかと思うのです。
親から教えてもらった考え方で処分するのもいいですし、信頼できる住職さんの言う事に耳を傾けるのも良いでしょう。

判断するのはあなたであり、その考えが正解なのです。

塔婆はどの様な方法で処分?

「お炊き上げするのが当たり前」

「裁断して一般ごみと同じに処分」

「お寺では処分できないと言っているので自分で持ち帰る事になっている」

「墓所内に置いておけばいずれ土に還ります」

処分する方法もバラバラですね、
これにも霊園や寺なりの事情により塔婆の処理方法が変わってくるのです。古い塔婆置き場と言うものがあればそちらに出すようにしてください。

現代は好き勝手に焼却できない

以前は都市部でも簡易焼却炉で塔婆板などを燃やしていたのですが、平成16年から施工された焼却炉規制により家庭や事業所などで好きに燃やしたりは出来なくなっています。違反すると罰金、罰則などあります。

しかし例外があり、風俗習慣上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却(正月のしめ縄や門松などどんど焼きなどで燃やす場合や塔婆のお炊き上げなどの焼却)は例外として認められています。

認められているとはいえ都市部のお寺は住宅街の真ん中などに立地している場合もあり、そうバンバン焼却できるものではないのです。

燃やせば当然ススや煙が出るでしょうし、干した洗濯物に影響が出るのも考えられます。

都市部のお寺ではお炊き上げなど焼却する行為は出来るだけしたくないのが本音なのです。

逆に郊外のお寺や霊園では近隣にあまり迷惑が掛からないので、お炊き上げと称して焼却炉で焼却しているところが多いようです。通常霊園ではお炊き上げ料と言うものをいただいて塔婆を処分します。

墓所内に塔婆を置き朽ちさせる・・本気?

塔婆の処分で墓所内に置き朽ちさせるなどと言う様な事も目にします。この場合大きく広いお墓でかつ土の上ならばと言う条件であればです。

狭いお墓で塔婆を化粧砂利の上に置きっぱなしの場合は土になんか還りませんし、とんでもない物を目にする事がありますので注意しなくてはなりません。

それは虫です。シロアリです。大群です。
墓所内の清掃をしていた時、墓所内の地面に置かれて積み重なっていた塔婆の間には無数にうごめくシロアリが!私は飛び上がって逃げ出しました(笑)いやー数の多さにびっくりしたんです。

この様なケースもあるので、墓所内に塔婆を置くと言う行為はオススメ出来ませんが、地域によってはそれが普通の行為だったり、細かく裁断したうえで穴を掘り土に還したりするところもあるようです。

塔婆の建て過ぎは倒壊の危険も

塔婆は朽ち果てるまで建てておくことは危険が伴う事もあります。

関東ではこの様なステンレス一体型塔婆立や石組の塔婆立を墓所に設置しているのが多いのです。

1コマ塔婆が5枚位入りますので、フルに立てると合計20枚位入ります。

親戚が多い場合は一法要で15枚位立てる事もありますので、古い塔婆を撤去しないと新しい塔婆を建てることが出来ません。

そして塔婆をフルに建てているとそれは木の塀のごとくそびえたつことにもなり、春一番や秋の台風時の強風が吹き荒れる頃に倒壊する事が度々あります。塔婆立が倒れた墓所を見てみますと30年以上経年した墓で、塔婆をいっぱいさしている所がほとんどです。

強風を塔婆と言う壁がまともに受けてしまう為です

皆様もお墓参りに行ったときに、大して風もないのに塔婆が「カタン」と聞こえたことはありませんか?
あれは別に霊があなたをおどかしているわけではなく、塔婆がわずかな風を受けて動くからなのです。それが毎日積み重ねた振動となり、強風時は衝撃となり永年の振動疲労で施工不良のお墓の塔婆立が倒壊する場合があるのです。

塔婆を塔婆立に朽ちるまでいつまでもさしっぱなしにするのも自由ですがこのような危険があると言う事を頭に入れておいてください。

まとめ

古い塔婆をかたずけるまでの期間は1日過ぎたらいつでも良い

古い塔婆の処分方法はそれぞれの寺院や霊園の方法に任せる

と言う事なのですが、塔婆の本来の意味は仏舎利塔が五輪塔になり板塔婆になったものですので、のこぎりなどで裁断して一般ごみとして出すということには私自身ちょっと違和感を覚えます。しかし現代ではしょうがない事なのかもしれませんね。

以上がこの記事で伝えたかった事となります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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