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都立八柱霊園平成30年度募集要項
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都立八柱霊園は千葉県松戸市に位置するのになぜか東京都立霊園とは謎だとは思いませんか?
いいんです!東京ディズニーランドだって千葉県浦安市にあるのですから千葉県は東京都の一部だと東京都は思っているのかもしれません。
それは冗談として実際の所は明治から大正の時代になりますと、東京の人口はどんどん膨れ上がり青山霊園、雑司ヶ谷霊園、染井霊園、谷中霊園だけでは埋葬地が不足し、郊外の東方、北方、西方に公営霊園を作る必要に迫られ西方には多摩霊園、北方は小平霊園が出来上がりました。
しかし東方にはどう考えても霊園など作る広大なスペースが無かったために千葉県の数か所に誘致活動を行った結果当時の八柱村(現在の松戸市)に都立八柱霊園を開設したわけです。
そうすると松戸市は松戸市で墓所不足になりこれまた今度はお隣の白井市に松戸市営霊園を造ることになったのは面白い玉突き現象ですね。
都立八柱霊園の特徴
都立霊園の中でも一風変わった経緯を経ていますので他の都立霊園と大きく違う点があります。
都民はもちろん申込み資格がありますが、松戸市民も申込み資格があるのが大きな特徴です。
集合したお墓の事を墓地や墓苑や霊園などと言いますが、この八柱霊園こそが、日本で初めて霊園という名称を使用した霊園なのです。
起伏に富んだ地形をうまく活かし計算された美しい区割りはそれまでの都立霊園の特徴である継ぎ足し継ぎ足しの入り組んだ墓所とは大きく違い霊園と呼ぶにふさわしい造りが特徴的です。
八柱霊園の様子
住所
千葉県松戸市田中新田48-2
施設内容
管理事務所、休憩所、生花販売
102,537㎡(東京ドームおよそ20個分)
公共交通機関
JR武蔵野線 新八柱駅から徒歩20分
新京成線 八柱駅から徒歩20分
JR常磐線 松戸駅西口新京成バス「八柱霊園」行で「霊園正門前」下車 徒歩約5分
JR武蔵野線や新京成線が近くを通っているにも関わらず八柱霊園の近くには駅が無いのが最大のネックとなっています。
徒歩20分はお歳を召した方にはちょっとキツイ距離ですので、都立八柱霊園へは松戸駅からバスが一番便利です。
お車でのアクセス
都立八柱霊園は縦横無尽に道路が区割りされ道幅も広くなっていますので、園内に止める事ができます。
八柱駅から20分歩く事を考えるとお車でのお参りの方が楽かもしれません。
ただ、お盆やお彼岸は霊園内だけでなく、近隣が大渋滞しますので公共交通機関を利用された方がいいでしょう。
応募資格
- 申込者本人が、申込期間満了日において、都内に継続して5年以上居住しておりそれを住民票で証明できること
- 現在守っている親族の遺骨がある方
- 申込遺骨から見て親族であること(6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族
- 遺骨に対して、(葬儀の喪主を務めた)(法事の施主を務めた)(役所に死亡の届けをした、或いは火葬の申請をした)等御遺骨を守っていく立場にある方
申込み方法
例年詳細は5月末に公表されます。
都立霊園募集に関する案内は例年【広報東京都6月号】にて最初の案内がありますので都立霊園を検討されている方は必ずよく確認しましょう。
そして都立霊園申込みの際は次の2通りの方法があります。
インターネットでの申込み
インターネット申込みの際は事前登録が必要となり、例年6月末から登録可能となります。
郵送申し込み
「申込書」と「申込みのしおり」は次の場所にて6月末から配布されます。
- 都庁第一、第二本庁舎1階・2階の案内コーナー
- 各都立霊園・葬儀所の窓口
- 都内各区市町村窓口
- 公益財団法人東京都公園協会 霊園課(〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-44-1 東京都健康プラザ「ハイジア」10階)
平成30年度の募集は
平成30年5月25日に発表がありましたので詳細をまとめました。
一般埋蔵施設(一般墓所)
募集数:310か所
㎡数:(1.70~6.00 ㎡)
使用料:334,900~1,182,000 円
年間管理料:1,320~3,960 円
芝生埋蔵施設(芝生墓所)
募集数:20か所
㎡数:(4.00 ㎡)
使用料:828,000 円
年間管理料:3,560 円
合葬埋蔵施設(一定期間後共同埋蔵)
使用料:遺骨1体あたり130,000 円
年間管理料:無
合葬埋蔵施設(直接共同埋蔵)
使用料:遺骨1体あたり52,000 円
年間管理料:無
募集スケジュール
[su_note note_color=”#ee6941″ text_color=”#0f0d0f”]申込み配布:6月 25 日(月)から7月 17 日(火)まで
申込み期間:7月 2日(月)から7月 17 日(火)まで
抽選日:8月 28 日(火)
使用許可:12 月中旬[/su_note]
過去の募集実績
平成30年度の募集要項ではなく平成29年度の募集実績ですのでご注意願います。
申込書配布 | 6月23日(金曜)から7月18日(火曜)まで |
申込期間 | 7月3日(月曜)から7月18日(火曜)まで |
抽選日 | 8月29日(火曜) |
使用許可 | 12月中旬 |
一般埋葬施設募集数 | 310か所 |
申込み数 | 1627 |
倍率 | 5.2 |
募集面積 | 1.75㎡~6.0㎡ |
使用料 | 341,250円~1,170,000円 |
年間管理料 | 1,220円~3,660 |
芝生埋葬施設募集数 | 20か所 |
申込み数 | 179 |
倍率 | 9.0 |
募集面積 | 4.0㎡ |
使用料 | 820,000円 |
年間管理料 | 3,320 |
平成29年度の募集実績ですのでご注意願います。
毎年出る失格の訳
例年資格を満たさずにせっかく当選しても失格になる場合が非常に多いので資格要件を満たしているかどうか必ず確認してください。
何故なら申し込み後⇒抽選⇒資格審査となる為です。
資格を満たさない例
居住年数
居住年数は亡くなられて御遺骨となられた方ではなく、申込みをされる方の居住年数です。
したがって亡くなられた方が都内在住であったとしても申込者が都内在住でなくてはならないのです。
数か所に応募
資格のある方は一か所にしか申込み出来ません。
もし二か所に申込みされますと二重申込みとなって失格となります。
兄弟間・親子間で複数申込み
同一遺骨を複数の施設に申込みがあった場合は失格。
例えば父親の遺骨があり都内在住の二人の兄弟の場合、兄弟間で連絡を密接に取り合っていなかった為それぞれ同一遺骨なのに複数申込みとなってしまうので、知っててわざとの場合はもちろん、知らずに申込みした場合でも二重申込みで失格となります。
兄弟間・親子間での連絡は密にしなくてはせっかく当選しても無駄になります。
記載内容の相違
申込み内容の記載が事実と異なる場合は失格となります。
申込み代行
申込み代行とはわずらわしい都立霊園の申込みを石材店に申込みを代行してもらうことを言い、当選した場合はその代行してくれた石材店に墓石をお願いするものになります。
しかしここでも自分でも申込みをしてしまったり、親兄弟が申込み代行を聞いておらず別に申込みをしてしまい二重申込みになってしまう事例が毎年あります。
一括見積
都立霊園で墓石の建立を新たに考えている方は次のように思ってはいませんか?
・知り合いの石材店に申込み代行をするからと言われている
・代行してもらえれば楽そう
・相場は何処でもそれほど変わらないのでは?
確かに一生の内何回もお墓を造ることは有りませんのでわからないのも無理は有りません。
しかし墓石業界は未だに不透明な部分が多い為同仕様の物であっても石材店によっては100万円以上もの差が出る事もあるのです。
ましてや石材店での申込み代行の場合、当選時は当然その石材店に墓石をお願いする事になり他の石材店と比較検討することは出来ません。
比較検討もしないで一社だけで話を進めて本当にいいのですか?
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都立八柱霊園まとめ
八柱霊園は隣県千葉市といえども東京都に隣接する好立地から東京都民には大変人気が高い霊園です。
霊園の名称を初めて使用しただけあり墓域と植栽のバランスと整然と区割りされた近代的な墓域は他の都営霊園には無い魅力的な霊園です。
これだけ立地が良いので八柱に霊園が欲しいと思っていても都立霊園は抽選で当たらないとお墓を建てることが出来ません。
平成29年度の一般墓所募集数310に対し申込み数は1627で倍率も5.2でしたのでほんの一握りの方しか手に入れる事ができないのが現実です。
その為抽選に外れた方は来年まで待つか、どこかに決める場合もあります。抽選は公平ですので当たらない人は何年かかっても当らないものです。
これがいわゆる納骨難民と呼ばれ東京都だけでなく全国的な問題でもあります。
そこでその納骨難民問題を解決する事ができる可能性をもっているのが納骨墓(のうこうぼ)と呼ばれる新しいタイプのお墓です。
こちらの記事で詳しく解説していますので是非ご覧ください。
>>【納骨墓】これからの新しいお墓の形が少子高齢化時代の答え
納骨墓は特に東京都内の寺院で続々と急増していますので都立霊園の抽選が外れて途方に暮れた方は真っ先に検討すべきです。
何故なら都立霊園は墓域を拡張して新規募集しているわけではありません。例年募集のある区画は返還区画を募集しているのです。
つまりやっと手に入れた八柱霊園でさえも跡継ぎ不在でお墓を護持する事ができなくなりやむなく墓所を返還した。又は使用者が身寄りがなく死亡する。使用者が行方不明となり5年間管理料が未納となった場合などに墓石撤去後に募集となるのです。
毎年募集があると言う事は、毎年その数以上墓所返還(墓じまい)する人がいると言う事実があるのです。
せっかく苦労して手に入れたお墓は少子高齢化やそれぞれのご家庭の事情によっては今後お墓を維持できなくなる可能性が有るということなのです。
それぞれのご家庭の事情によってはお墓を造らない方が良い場合もあると言う事です。
これはとても大事なことですのでよく頭に入れておいた上でお墓をどうするのか考えていただきたいと思います。
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