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バールのようなものと表現するのは何故?理由は断言できないから
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”昨日未明に〇〇町の自動販売機がバールのようなもので扉をこじ開けられ犯人が現金を奪って逃走した模様です。”
などニュースを見聞きすることは多いと思いますが、ふと疑問に思ったことはありませんでしたか?
バールのようなもの??
のようなもの???
ニュース報道では良く見聞きする表現です。
何故バールでではなくのようなものと、あいまいな表現となってしまうのでしょうか?
良く考えたら何か不自然な言い方だとは思いませんか?
そしてこのバールは石屋にとってはなくてはならない必需品でもあり、実にいろいろな使い方がありますので通常大きさの違うバールを何本も常備しています。
バールってよく耳にするけどどのような物?
石屋はバールをどのように使うの?
バールって所持しているだけで書類送検って本当?
バールのようなものって落語があるらしい
バールのようなものと表現するのは何故?理由は断言できないからの記事をご覧いただきありがとうございます。管理人のセイクredです。この記事では
何故バールのようなものという表現をするのか
石屋はバールが無いと仕事にならない
石屋や解体業でもないのに車に積んでいると?
バールのようなもの(落語)
以上の内容となっております。普段何気に聞き流しているので疑問に思わない方も、疑問でしょうがなかった方も是非ご覧になっていただければと思います。
何故バールのようなものという表現をするのか
何故ニュース等ではバールでこじ開けられたとは言わずバールのようなものでこじ開けられたというような言い回しをするのでしょうか?
それは例えば先の自動販売機荒らしの場合明らかにバールでこじ開けたと推察されるが、物的証拠が無い(犯人が実際に使用した工具)為、バールと決めつけて報道するわけにはいかないからです。
これがもし自動販売機を荒らしている最中に通報により緊急逮捕された場合などはその現場にバールがあれば当然その後の報道関係者へはバールを使ってこじ開けたとなるものです。
その為おそらくはバールを使用したと思われるが物的証拠が無い事から「バールのようなもの」という表現となってしまうのです。
そしてもう一つの理由としてはバールはいわゆる西洋式の工具なのですが、日本には古来よりカジヤやくぎ抜きなどバールとほとんど使用用途や外観がにている物もあるのです。
つまり犯行に使われた道具がバールではなくて、くぎ抜きやカジヤであればバールを使った犯行とは言えないからです。
あくまでもバールのようなものを使った犯行であるからバールのようなものなのです。
石屋はバールが無ければ仕事にならない
バールには色々な使い道があります。
テコの原理
バールの先端は通常薄く平たくなっており、中心部に向かってわずかに角度がついています。
この角度こそテコの原理によりわずかな力でも数100㎏もの重い墓石をちょっとだけ浮き上がらせることが出来ます。
墓石据え付け時などほんの僅か位置をずらしたい時又は納骨の時に蓋石(拝石)を閉じる時などはこのバールで静かに蓋を閉める事が出来ますので地下カロートのお墓の場合、石屋さんは必ずバールを2本持っているはずです。
くぎ抜き
石屋さんはあまりこのくぎ抜きを使用しませんが、納品された墓石の梱包が木枠の場合使う事があります。
地面に突き刺す
これもあまりやらないかもしれませんが、例えば墓所内に蔓延った強い雑草(上から引っ張っても簡単に取れないカヤなど)を取る場合その雑草の根の周りにバールに突き刺し、上からハンマーなどでたたくと地面深くに突き刺さります。そして根の奥深くまでほじくりテコの原理で掘り起こす事も出来ます。
これら3つとも全てテコの原理が関係している道具であり、シンプルな外観からは想像もつかないような多機能な道具がバールなのです。
しかしその多機能で便利な事から犯罪などにも使われることが多いのがバールでもあります。
石屋や解体業でもないのに車に積んでいると?
空き巣や窃盗犯の必需道具と言われるものは色々ありますが、中でもバールは必須のようです。
叩く、壊す、こじる、など荒っぽいことは全てこなしてしまうので一本で何役もこなすバールは残念ながら泥棒には欠かせない道具となってしまっています。
昔私の田舎の実家が泥棒に荒らされたことがありました。手口はガラスを破って鍵を開け浸入された模様でおそらくはバールのようなものでガラスを破ったものと思われます。
室内はガラスが粉々になり、土足で侵入され足跡だらけで部屋中物色された場面を目の当たりにすると怒りと怖さで震えが止まらなかったことを思い出します。
そんなバールは石屋や解体業の方々が車に積んでいるのは当たり前の事ではありますが、それらの職業以外の方が車に積んでいる場合警察の取り締まり対象となる可能性があります。
特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律
通称ピッキング防止法
指定侵入工具の携帯の禁止(4条)
- 業務その他正当な理由による場合を除き、指定侵入工具を隠して携帯することを禁止。
- 指定侵入工具とは、特殊開錠用具に該当しないドライバー、バールその他の工具で、建物錠を破壊するため又は建物の出入口若しくは窓の戸を破るために用いられるもののうち、建物への侵入の用に供されるおそれが大きいものとして政令で定めるもの(2条3項)。
- 違反すると、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金(16条)
このようにバールは指定浸入工具とされていることから、業務でもないのにむやみに携帯している場合は処罰の対象となってしまうのです。
私の大好きなテレビ番組の警察24時など見ていると怪しげな車に警官が職務質問する際は
「トランクを見せて?危ないもの積んでないよね?」と必ず聞きますよね。
バールやアーミーナイフや特殊工具などを積んでいる場合があるからです。
バールを車に不用意に積んでいるとその気は無くても指定浸入工具持ちの泥棒と疑われる恐れがありますので意味なく所持するのは止めましょう。
バールのようなもの
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ためしてガッテンでおなじみの立川志の輔さんの新作落語にはその名もずばり「バールのようなもの」という落語があります。
清水義範氏の短編小説をもとにしたもので是非一度聞いて見ることをオススメいたします。
何でも知ってる物知りの御隠居の所へ日頃疑問に思っている事を聞きに行く事で奥さんと大変な事になってしまうお噺(はなし)で車を運転中、一人で聞いていたのですが不覚にも大爆笑してしまいました。
普段落語はジジ臭いと思っておりましたので、観たり聞いたりすることはほとんど無かったのですが、実に落語って面白いものなのですね。
話しのプロとして飯を食っている訳ですので話の構成、喋り方、抑揚のつけ方、最後のサゲ(落ち)など営業マンであればかなり参考になりますので、もう少しスキルアップしたいと思っている方は是非一度ご覧になる事をおすすめいたします。
又、私と同じく落語なんかより漫才の方が面白くて好きと思っている方にこそ一度見ていただきたいと思いますね。
以上バールのようなものを日々業務で使用している石屋さんのようなもののセイクredでした。
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