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墓誌の書き方や彫り方の内容例

    
墓誌の書き方
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墓誌の書き方や彫り方の内容例
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お墓のパーツの中でもひときわ存在感を示す物として墓誌があります。

墓誌はその名の通りお墓の歴史を書き記した物であり、ご先祖様とのつながりを伝える重要な役割もあります。

墓石の付属品としての歴史は浅いもので、昔々は一般的ではありませんでした。

墓誌の書き方はどの様にすれば

一般的な書き方は

白木の位牌に書かれているどこまでを彫るものなのかな?

など初めて彫る場合は気になるものですよね。

墓誌の書き方や彫り方の内容例

の記事をご覧いただきありがとうございます。

管理人のセイクredです。

この記事では

墓誌とは

書き方の向き

彫る内容例

以上の内容となっておりますので良くお読みになって、石屋さんと彫刻の打ち合わせなどに役立てて下さい。

墓誌とは

祈り
墓誌とはお墓に納骨された方々の戒名や法名、没年月日、俗名、没年などを彫る為の石の板の事を言います。

主に3㎡以上の広めの墓域に建立されることが多く、墓誌の大きさは墓域の広さに合わせます。

一般的なサイズとしては1尺6寸~1尺8寸位(1寸は約3.03㎝)

墓誌の一番上又は右端に「墓誌」と天額を入れます。

又は、「法名碑」「霊標」「霊名碑」と入れる場合もありますが、浄土真宗の場合は法名碑が好ましく、霊標とはしないようにして下さい。

浄土真宗では「霊」と言う文字は使わない宗派です。詳しく説明していますのでご参照ください。

書き方の向き

向き
宗派によっては書き方の向きが違ってくる場合もあります。

そして彫り方としては通常は亡くなった方から順番に彫っていくものですが、夫婦を隣に並べたい場合などは指定行数を空けることを指示すれば問題ありません。

縦書き

ほとんど多くの仏教や神道の場合縦書きで右から彫っていきます。

横書き

キリスト教の場合は横書きにする場合が多いので上から彫っていきます。

例:〇〇〇△△△△1950.1.1~2000.1.1召天50歳

〇は洗礼名△は俗名

洗礼名を受けていると言う事はどこかの教会に属しているはずですので、詳しくは神父様か牧師様にお聞きするのが一番です。教義の違いによっては昇天ではなく帰天を使う場合もあります。

彫る内容例

戒名

戒名の彫り方に絶対は無く、色々な書き方があるのですが、一般的には戒名(法名)を大き目に書き、その下の右に没年月日。

下の左に俗名と没年月日を記する事が多いようです。

享年と行年、数えと満、歳と才で迷った方はこちらをお読みください。

墓誌彫刻の際には石屋さんと打ち合わせし、その時白木の位牌などを参考に彫刻原稿を書く事になるかと思いますが、注意点があります

梵字は彫刻しない

戒名や法名の上に書かれているのは「妙法」や「空」やサンスクリッド語の文字などの梵字ですので通常は彫刻しません

位は彫刻しない

〇〇院〇〇〇〇居士位又は霊位と白木の位牌に記されていますが、位又は霊位は置字の為彫刻しません

きちんと打ち合わせしたにも関わらず間違える事もあり、昔彫った字が本当は違っていたと言う場合もあります。

座右の銘

シェイクスピアやニーチェやソクラテスなどが残した名言や座右の銘などを墓誌一面に彫る方もいらっしゃいます。

お墓本来の意味とは違ってきているのですが・・・・・

まあ個人の勝手なので別に良いのではないでしょうか。

辞世の句

辞世の句とはまもなくこの世を去る又は去らねばならない時に読む歌のことで、戦国武将から近代の文豪まで色々な辞世の句があるものです。

「渾身覓むるなし 活きながら黄泉に落つ」:道元

「心頭滅却すれば火も自ら涼し」:快川紹喜

「限りあれば吹かねど花は散るものを心みじかき春の山風」:蒲生氏郷

「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」:細川ガラシャ

戦歴

戦後遺族などにより慰霊碑や慰霊塔が建立され大きな墓誌に戦死された方々のお名前を記しますが、個人墓においても墓誌に先の大戦で亡くなられた方の戦歴などを墓誌一面に彫られている方もいらっしゃいます。

何処で出生し何歳で何処の戦地に赴き亡くなられた・・思わず足を止め全てを読んでしまいます。

戦死された方々はお骨が帰ってこない場合も多く出征前に切った頭髪や爪をお墓に納骨されていることもあります。

この様な戦歴を書かれた墓誌を拝見するたび、墓前で手を合わせてしまいます。

現在の平和な日本はこのような方々の崇高なる想いの上に成り立っているのだと改めて考えさせられます。

哀悼の意を示した言葉

不慮の事故などで亡くなられた親や兄弟、子供に対する魂の叫びの様な言葉を記している物もあります。

どんな有名作家の架空の創作物であるフィクション小説などよりもリアルでストレートな言葉が胸を刺します。思わず読み入って涙ぐんでしまうものもあります。

この様に墓誌は故人の名前を記するだけのものではないのです。

そしてこの墓誌は近年倒れる事例が急増していますので、お参りの際は必ずぐらつきが無いかチェックしてみて下さい。

以上がこの記事で伝えたかったこととなります。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

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