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お盆の変わった風習【広島盆灯籠編】
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広島と言ったら皆さんは何を思い出すでしょうか?
- 原爆ドーム
- 広島カープ
- もみじ饅頭
- 厳島神社
- 牡蠣
- 広島風お好み焼き
などを連想する方は多いのではないでしょうか?
西日本でも関西と九州に挟まれた土地柄、独自の文化を作り上げているようで、広島のお盆ではお墓に色とりどりの盆灯籠というものをお飾りするそうなんです。
お盆には自宅の盆棚に提灯を飾るものでは?
新盆は白、次年からは絵柄の入った提灯が一般的では?
広島のお盆のお墓はカラフルらしい
お盆の変わった風習【広島盆灯籠編】の記事をご覧いただきありがとうございます。セイクredです。この記事では
広島のお盆はお墓がカラフル
盆灯籠は塔婆の代わり?
盆灯籠の由来
近年は禁止の所も増えている
以上の内容となっておりますのでこの様な独自のお盆の迎え方もあると言う事を覚えていただければと思います。
広島のお盆はお墓がカラフル
広島西部安芸地方では色鮮やかなと盆灯籠いうものをお盆のお墓に飾る風習があります。
普段は暗いイメージがする墓地がなんとも華やかに彩られお盆の季節だけは賑やかになるこの景色は広島安芸地方ならではの光景としてお盆の風物詩となっています。
この様にお墓に盆灯篭をお飾りをする所はおそらく他にはないのではないでしょうか。
盆灯籠の作りは土台が竹になっており頂上が六角形でその部分に赤や黄色や青などの色とりどりの色紙が張りそれをお墓を囲むように建てるのです。
新盆の家庭は白一色の盆灯籠をお飾りする事になっているのは一般的な家の中に飾る盆提灯と同じです。
盆灯籠は塔婆の代わり?
元々は浄土真宗安芸派門徒が広めた風習と言われており安芸門徒が多いこの地区に見られるのですが、この盆灯籠は塔婆の役割も果たしているともいわれております。
機能としては卒塔婆に相当するもので、盆の時期に墓参りを行う者がその墓の周囲に立てる。親族がそれぞれ持ち寄るため、1基の墓の周囲に何本も立てられることも多いので、燈籠の1面に「上 ○○」のように寄進者の名を記すことも一般的である(「上」は「献上する」の意)。盆の時期が過ぎると寺院側で撤去され、焼却される。
出典元 wikipedia
本来浄土真宗では塔婆を作らない宗派なのですが、地域の風習としておもしろいですよね。又本来は安芸門徒の風習だったものが、他宗派の方も真似するようになり、他宗派の寺院も認めざるを得ない状況になったようです。
これら盆灯籠はお盆の時期になると普通にコンビニなどでも600円~1000円位で売っているそうなのでこの時期広島を訪れる事があったら見てみるのもいいかもしれませんね。
盆灯籠の由来
本来墓前灯籠というものはお参りの基本五供の一つの灯燭の役目であり墓所を始終照らし続けることで功徳とされています。
しかし江戸時代では石灯籠は高価な物であったことは間違いなく、亡くなった娘に石灯籠を作ってあげたくてもお金が無かった親が竹と紙で作って灯籠として飾ったのが由来とされているのです。
その思いに共感した人々がそれを真似て次第にその地域に拡大して行った物が安芸地方名物の盆灯籠なのです。
近年は禁止の所も増えている
しかし現代ではこの盆灯籠を禁止している寺院が増えているのも事実なんだそうです。盆灯籠の籠の中にロウソクを燃やせるように加工する場合もあり、これが倒れて失火、火災となったこともあり危険防止上の観点から盆灯籠を禁止する寺院も増えたのです。
又火災だけでなくこの盆灯籠の廃棄処分では多大な労働力と手間がかかる事から「盆灯籠はご遠慮下さい」とする寺院が都市部の寺院を中心に増えているのだそうです。
お墓参りに行って来ました。
広島のお墓に供えられる盆灯籠
他県から来られた人は驚かれます❗❗#広島 #安芸門徒 #盆灯籠 #墓参り pic.twitter.com/sCfGXsvrI7— サチエ (@sachie_619) 2016年8月11日
まとめ
お盆の風習は日本全国その地域だけの独自な風習が有ります
風習とは昔からのその地域だけの習わしやしきたりの事を言います。これら風習は次の代へ伝承すべきものもあれば、すべきでないものもあります。
広島の盆灯籠は歴史的にも民族的にも是非残していただきたいと思う風習ですので廃棄の問題などの問題を解決できるのであればいつまでも残る広島の夏の風物詩となるのではないでしょうか。
以上がこの記事で伝えたかった事となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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