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墓石建墓の際はどの産地の石材を選べばいい?オススメとその理由

  
石の上にも三年
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墓石建墓の際はどの産地の石材を選べばいい?オススメとその理由
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お墓造る時には色々悩む事が多いものです。

墓石の形だったり、彫刻の文字だったり、そして今回のテーマで取り上げる石材の種類です。

石材って高ければ物が良い?

石材店の営業から勧められているが本当の所どうなの?

産地によってどう違う?

種類がいっぱいあり過ぎてどれにすれば失敗しない?

白御影と黒御影どっちが良い?

など石材の種類など普通なじみが無いだけによくわからない事が多いですよね。

通常お墓を造ることは一生の内一度しかありませんので、わからなくても当たり前の事です。

墓石建墓の際はどの産地の石材を選べばいい?オススメとその理由

の記事をご覧いただきありがとうございます。

管理人で現役石屋のセイクredです。

永年石材を見てきた経験から失敗しない為の石材選びのコツをお伝えしたいと思います。

この記事では

主な墓石の産地

オススメの石材はコレ

オススメの理由

以上の内容となっておりますので、今現在墓石を検討中の方、これから考えている方は是非参考にしていただければと思います。

主な墓石の産地

中国産石材
墓石に使われる石材の主な産地は

  • 中国
  • インド
  • アフリカ
  • 韓国
  • 北欧
  • アメリカ
  • 日本

などです。

30年位前までは日本の墓地で使われる石材はほとんどが日本国産の石材でしたが、人件費の高騰から海外へと生産拠点を移す事になりました。

それが中国です。現在では世界一の石材取扱い量を誇り、中国国内で産出はもちろんインド産やアフリカ産なども中国工場に入り人件費の安い中国で加工し日本国内に輸入されます。

元々手先の器用さでは日本人以上の物を持っているはずですが、「こんなもんでいいだろう」「やったからいいだろう」など国民性からか当初は教育面で大変だったようですが、現在では意識レベルも加工レベルも高くなっています。

中でも中国の福建省が一大石材基地となっており福建省で産出された石を福建省で加工し福建省の港から国内にという流通システムが確立したおかげで中国産の石材は安く出来る訳です。

オススメの石材はコレ

インド産石材
個人的見解としてオススメする石材はズバリ

インド産です。

墓石に使われるインド産の石材は

  • アーバングレー
  • インド銀河
  • クンナム
  • インド赤
  • インド緑
  • インドグリーンⅡ
  • インドシーラ
  • インド山崎
  • マハマブルー
  • Y-1
  • M-1
  • PAN
  • YKD

など沢山の種類がありますが、全てのインド産に言える事は硬質であることです。

硬質と言うのはもちろん硬い事です。そして硬いと言う事は重いことにもなります。

石材サンプルで同じ大きさのサンプルが2種類あったとします。一つは中国産、一つはインド産どちらが重いかといいますとインド産なのです。

目が詰まって硬いのがインド産の特徴です。

墓石にかける予算はそれぞれ皆様決まっているとは思いますが、予算が許す範囲内であれば私はインド産をオススメしています。

オススメの理由

先ほど説明した通り硬いのはもちろん、次の理由もオススメする理由です。

吸水率

墓石は屋外に建立されているものですので、晴れの日もありますが雨の日もあります。日本の気候の特徴として長雨と言うものもあります。
6月の梅雨だったり、秋の長雨などもあり雨にさらされている期間が多いものです。

石の表面には微細な穴が開いており、程度の差はありますがどんなに硬い石であっても多少は水を吸い込みます。一定時間でどの位水を吸うかを測定、数値化したものを吸水率と言います。

色々なサイトでは吸水率の一覧などが記載されていますが、これはあくまでも指標であり全てがそうではありません。

石は天然のものですので、同じ石種だとしても層の違いや場所の違いで吸水率は変わってきます。

しかしインド産の石材は総じて吸水率が低いのが特徴であり、日々墓石を見ていてもよくわかります。

経年変化

墓石は雨だけでなく、日光や紫外線にも日々さらされています。四季により雪もあり、凍結することもあります。

これら自然環境により石も年々少なからずダメージを負います。

  • 長雨が続いて石が水を吸いその水が抜けなくなる
  • 凍結により花立の中に溜まった水が凍結膨張しヒビが入った
  • そして夏の激しい日光により最初は真っ黒だった黒御影石が茶色に!

など時間の経過と共に質が変わっていってしまう事を経年変化と言います。

この経年変化は中国産と比べるとはるかに少ないのです。

20年前に建墓されたインド産の墓石を見てみると全部とは言いませんが、現在入荷する新品インド産の石とほぼ変わらないのではないかと言う位、経年変化が少ないのです。

インド産の石材に決めたお客様にはこう言っています

「やっぱりインド産にして良かったと5年後10年後に必ず思いますよ」

コストパフォーマンス

墓石の金額的には安い順に

  1. 中国
  2. インド
  3. アフリカ
  4. 北欧
  5. 日本

もちろん中国産でもインド産より高い物もありますが大体こんな感じになります。

先ほどもお伝えしたようにインド産もアフリカ産も中国の工場に集められ加工するので、中国のお隣のインドはアフリカや北欧より輸送代がそれほどかかりません。

石なんて地下に埋まっている資源であり、人間が勝手に価値を決めているだけなのです。インド産より高い北欧産が絶対的に良いと言う訳でなく、国産がインド産より全てにおいて勝っているという訳でもないのです。

石材の値段は希少性や販売権などもあるのでしょうが、採石コストによって価格が決まるからなのです。

インド産は価格の割には吸水率が低く硬質なため、

お値段ソコソコで性能はピカイチ

なので、お客様にも安心してオススメする事ができ、お客様も20年後、30年後も経年変化していない墓石をみるとやっぱりインド産で良かったと思えるのです。

まとめ

墓石は一度決めてしまえば、「気に入らないから石種を変える」事は出来ないことはないですが通常はありません。

一生ものですので、購入時は慎重に選ぶ必要があるのです。

墓所を確保したら墓石の契約と進むわけですが、石材店の営業マンは一生懸命色々な石を勧めてくるでしょう。

是非予備知識をもって墓石契約に臨んでいただければと思います。

この記事で伝えたかった事は以上になります。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

関連する記事となりますので、こちらの記事も合わせてご覧いただいたうえで墓石契約に臨みましょう。

なっとくのお墓探しは資料請求から

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