お彼岸でよく言われるタブー・やってはいけない五つの事って本当なの?

お彼岸のタブー

そろそろお彼岸の季節ですが、この時期色々やってはいけない事があるのを聞いたことありませんか?

お彼岸期間中は〇〇をしてはダメ!
お彼岸期間中〇〇したら縁起が悪い
お彼岸期間中は〇〇はタブー

など何処かで聞いたことがあるかと思います。

でもこれらって何か根拠のある事なのか気になりませんか?

そこで今回は

この記事を読んでわかる事

そもそもタブーってどうゆう意味?

仏教とタブーの関係

お彼岸とは?

お彼岸に神事はタブー?

お彼岸にお見舞いはタブー?

お彼岸に引っ越しはタブー?

お彼岸に結婚式はタブー?

お彼岸に納車はタブー?

 

以上についてお彼岸でタブーと呼ばれることについて検証してみましょう。

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目次

そもそもタブーって何?

タブー (taboo) とは、もともとは未開社会や古代の社会で観察された、何をしてはならない、何をすべきであるという決まり事で、個人や共同体における行動のありようを規制する広義の文化的規範である。ポリネシア語tabuが語源。18世紀末にジェームズ・クックが旅行記において、ポリネシアの習俗を紹介する際に用いたことから西洋社会に伝わり、その後世界各地に同様の文化があることから広まった。禁忌(きんき)という訳語も用いられる。

躾などを通して社会を構成する個々人の道徳の基となっていることも多いが、社会秩序の維持のためとして時の為政者に作為的に利用される危うさも孕んでいる(検閲・自主規制など)。

引用元:wikipedia

普段の生活や会話で使われることがある「タブー」ですが、わかっているようでわからずに使っているのではないでしょうか?

簡単にいうと

「してはいけない」

事です。

仏教の考え方とタブー

仏教には因果の道理というものが根底にあります。

因果とは「原と結」のことです。

わかり易くいうと、どのような結果にも必ずそこには原因があると言う事です。

つまり悪い結果の時は必ず何らかの原因があって悪い結果となっているということです。

例えば学生ならばテストの結果が悪い事があります。

テスト勉強もせずに良い結果など出る訳ありませんよね。

又、プロスポーツ選手だってそうです。

悪い結果しか出せない選手は普段の練習量であったり練習の質が悪いから結果が出ないのです。

お釈迦様の教えには

善因善果(ぜんいんぜんか)
悪因悪果(あくいんあっか)
自因自果(じいんじか)

このような考え方があります。

善い行いをすれば善い結果が出る

悪い行いをすれば悪い結果が出る

すなわち全ての行いは全て自分の行いにかかっていると言う事です。

けっして他の力によって善い結果が出る事はないという考えです。

悪い事をすればそれがそのまま自分に返って来るわけだから、お彼岸中悪いことはするなという警告の意味でお彼岸中のタブーが言い広められたのかもしれません。

お彼岸の意味おさらい

日の出日の入

彼岸はそもそも彼方の岸で彼岸です。
よく昔から人は亡くなると三途の川を渡ると言われます。
三途の川の渡し賃として六文銭を棺に入れていたようにこちらの岸から川を渡ってあちらの岸に辿りつくものと思われています。
三途の川の向こう岸が彼方の岸の彼岸であり、いわゆる仏の世界のあの世の事で、はるかかなたの西にあると言われています。
あの世の彼岸は迷いのない悟りの世界と言われています。
春分の日と秋分の日は昼夜の長さがほぼ同じなことから、真西に沈む太陽から西のはるかかなた、彼岸の世界にいるご先祖様を想い供養するのが彼岸なのです。
対して我々の今現在いる世界の事を此岸と言い、東に位置しているとされます。
此岸は迷いだらけの煩悩に溢れた汚れた世界だと考えられています。

過去記事より引用

お彼岸の入りとは修行入りの事でありお彼岸明けは修行が終わることを言うものなのです。お彼岸入りからお彼岸明けまでは7日ありますので1日1つ六波羅蜜を修行すれば6日そしてお中日にお墓参りをするのも修行の1日であり7日になるのです。
お中日にお参りする意味は修行でもあるお墓参りをし、ご先祖様に感謝する日であり、報告する日なのです。

過去記事より引用

 六波羅蜜の詳しい解説

つまりお彼岸とは彼岸の世界にいるご先祖様を想い供養すると共に自分自身と向き合う期間と言う事です。

お彼岸期間の7日間は自分自身やらなければならない事が毎日あります

仏教的考え方からすると、この時期他の事をしている場合では無いのです

お彼岸に神事はタブー?

神事とは神社で執り行うものになりますので、例えば神前結婚式やお宮参りやお祓いなどになります。

神事では結婚式もお宮参りもお祓いも棒の先にひらひらの紙がついたものを神主さんが左右に振ってお祓いします。

この棒は大麻(オオヌサ)といい、何をするにもまずはお祓いをします。

この行為はけがれを除去することです

そして神道では人の死を忌むという考えがあります(禁忌)

その為神社にはお墓がありません。

神道では「死はけがれ」とされています。

考え方としては、死体や死者そのものが穢れているわけではないが、肉親などの場合残された者は気持ちの落ち込みや絶望感や不安感や悲しみなど生気が枯れた状態であるとされます。

気が枯れた状態が気枯けがれれであるのです。

神道では穢れた状態から脱するためにお清めの塩を使い身をお清めします。

相撲で塩をまくのもお清めの行為です。

しかし仏教の中でも特に浄土真宗では死は穢れなどとは一切考えませんので、清めるなどの考え方はありません。

葬儀が終わり家につく前にお清めの塩を玄関の外でかけてから家に入りませんか?

これって皆さんどのように思って行っていますか?

亡くなった方が付いてくるから塩で払い落とす??

家の中に入ってこないように塩で払い落とす??

この様に思ってやっていませんか?

考えてみればこれほど失礼なことないですよね。

亡くなった方を悪霊のように思っていませんか?

もちろん神道の考え方でも亡くなった方が付いてくるとは考えていません。

あくまでもお清めの為であります。

日本では長い事、神仏習合の考え方がありましたが、色々な側面ではどうしても相容れない正反対の考え方というのもあります。

その為、お彼岸期間中は仏事と神事は重ねないという考え方がありますので、

因果の道理からすると仏教徒は考え方が違うので神事を行うのはタブーであるとされています。

お彼岸時期はお彼岸にやるべき事をやる期間だから他宗の行事などしている場合ではない。

との戒めからお彼岸時期は神事はタブーであるとなったのではないでしょうか。

お彼岸にお見舞いはタブー?

お見舞い

お彼岸にお見舞いって行ってはいけないのでしょうか?

そんなことはありませんが、相手にもよると思います。

お彼岸はご先祖様を想う期間でありますので、お参りされる方からすると

俺は亡くなったご先祖様かい!冗談じゃない、俺はまだあっちの世界には行かん!

と思われるかもしれないのです。

入院中の患者さんは不安感に襲われることが多く、ちょっとしたことでも過敏になってしまうことがよくあります。

特に高齢者の方は注意と配慮が必要です

若い方の場合はそれほど気にする必要はないと思います。

肉親であればお見舞い最優先の考え方は間違っていません。

肉親以外のお彼岸時期のお見舞いは気を悪くされる恐れがあるから止めておけ。と言う事です。

気を付けたいお見舞いの花

抵抗力の低下した患者さんが緑膿菌と言われる常在菌による色々な感染症にかかるケースもあることからお見舞いの花を禁止している病院も増えているそうです。

又一般的に鉢植えは根付くことからその病院に「根付く」「寝付く」とされ、長期の入院を想像させる為、タブーなのはご存知かと思います。

種類も大事です。

シクラメンは「し(死)」「く(苦)」を想像しますし、そもそも鉢植えですのでタブーです。

菊も仏壇・お墓・葬儀など葬を連想させる花ですので、いくら彼岸の季節だからといってなんでもいいわけではありません。

又、チューリップや椿のように頭が「ボトッ!」と落ちるものもビジュアル的によろしくありませんので避けるべきです。

そして臭いのキツイものや花粉がたくさんついているユリなども避けるべきです。

特に男性の方は花なんか皆同じと考えている方が多いので注意しましょうね。

お彼岸に引っ越しはタブー?

お彼岸は春彼岸と秋彼岸があります。

春彼岸は3月21日の前後3日の3月18日から3月24日までです(2019年)。

実はこの期間年間において引っ越し時期のピークとなります。

日本では4月が学期始まりですので、大学の入学式も会社の入社式に合わせそれぞれが各地から移動する事になります。

当然引っ越し便を利用するため、この時期集中し過ぎて断られたり、できても割高になるなど引っ越し難民などと毎年ニュースになったりします。

お彼岸時期に引っ越しはタブーと言うわけではないが、出来ないケースもあると言う事です。

お彼岸時期を避けてもっと前倒ししてゆとりを持って引っ越しを済ませ、お彼岸の期間はご先祖様と自分自身と向き合えということです。

引っ越しすると言う事は、新たな場所で新たな挑戦に挑む事です。

例えば就職で親元を離れるとか、遠くの大学で自分の人生を切り開く為の挑戦だったりしますので、きっとご先祖様も応援してくれるにちがいありません。

お彼岸期間中は自らの成長を報告する機会だからです。

お彼岸に結婚式はタブー?

「お彼岸時期に結婚式を挙げるなんて縁起が悪い」

なんて聞いたことありませんか?

お彼岸に結婚式を挙げるのはタブーなのでしょうか?

その答えは

お彼岸に結婚式に呼ばれるのは縁起が悪い(都合が悪い)と理解すればいいのです。

高齢者はお彼岸は昔から続く大事な行事であるので、その時期用事を入れられるとちょっと困るな。位に考えればいいのです。

縁起の言葉の意味を考えるとお彼岸に結婚式を挙げる事はむしろ六波羅蜜の考え方では自分自身の成長を御先祖様に報告するいい機会だと思います。

 お彼岸に結婚式は縁起が悪い?そのように言われる本当の理由

お彼岸に納車はタブー?

同じくお彼岸時期に納車はタブーと聞いたことはありませんか?

地域によっては絶対にダメという地域もあるようです。

しかし納車自体もお彼岸にしようがしまいが、何も関係ありません。

唯一つ、お彼岸期間中ご先祖様をきちんとご供養してればの条件付きですが

新しい車に浮かれてんじゃねーよ!

それよりやる事あるんじゃないの?

と自問自答してみましょう。

お彼岸でよく言われるタブー・やってはいけない五つの事って本当なの?まとめ

スポーツ界のタブーと言えばたくさんありますが、現在行われている球児の聖地、甲子園球場での高校野球では長髪がタブーとされています。

時代も令和になったというのにいつまでも昭和の歴史を引きずっているのは不思議ですね。

一部の学校では「脱丸刈り」を行っていますが、まだわずかです。

「脱丸刈り」学校が優勝でもしたら一気に「脱丸刈り」が進むかもしれませんが、未だ高野連も一般視聴者も

高校球児は丸刈りで無ければならない。

長髪などタブーである。

そのような固定観念が根強く残っているのではないでしょうか。

先日女子ゴルフで渋野日向子プロが全英女子オープンを42年ぶりにメジャータイトルを制しました。

因果の道理からすると、幼少時より地道に行ってきた練習の成果により最大級の成果が出たと言う事です。

最終日途中スコアを落とし優勝はやっぱり無理なのかと思った方も多かったようですが、そこから巻き返し、逆転優勝には皆感動したのではないでしょうか?

ゴルフはもちろん相手とのスコアの競争ですが、基本的には自分との闘いです。

ここで攻めてワンオン狙いでいくのか、守って着実に行くのか瞬時に判断しなければなりません。

首位と2打差の12番ホール303ヤード パー4

女子プロのセオリーでは刻んで2オン狙いですが、渋野日向子プロは攻めのゴルフでドライバーを選択しワンオンに成功。

一歩間違えれば優勝戦線から離脱の場面攻めて楽々バーディー、最終ホールもバーディーで優勝の場面でも攻めたパットでカップにねじ込み逆転優勝を飾りました。

感動でしたよね。

そして同組で回っていた南アフリカのブハイ選手がライバルである渋野日向子プロのウィニングパットが決まった瞬間まるで自分のことのように両手を高々とあげて祝福した場面も感動的でしたね。

本来同組のライバルが優勝を決めた時は「おめでとう」と声をかける位が普通ですが、あそこまでライバルの優勝を祝福する選手も見たことありませんし、あそこまでライバルを祝福するのは昔なら競技としてタブーだったのかもしれません。

それは渋野日向子プロのあの笑顔がライバルをも魅了したからです。

ミスの時も、緊張の場面でも笑顔を絶やさずプレーを楽しんでいるようにしか見えませんでしたね。

自因自果の考え方からすると渋野日向子プロの笑顔はけっして下を見ず、向上心をもって上だけを見ていました。

その結果優勝という結果だけでなく、その笑顔にライバルも日本国民の多くも感動させられました。

渋野日向子プロの笑顔の結果他人をも笑顔にしたのです。

もし渋野日向子プロが終始しかめっ面でプレーの結果優勝してもブハイ選手は声をかける位だったでしょう。

そして今後の試合でブハイ選手が優勝する事があれば、周りの選手もギャラリーも喜んでくれるはずです。

それが因果の道理だからです。

きっとこの世界の共通言語は
英語じゃなくて笑顔だと思う。

福笑い/高橋優

私も好きな高橋優さんの福笑いという曲のフレーズですが渋野日向子プロそのまんま表していますね。

この例からもわかるように全ての事柄には因果が関わっています。

お彼岸はご先祖様を想うと同時に自分自身を見つめ直すことで善因善果となります。

幸せは行こうからやっては来ません。自分から掴み取るものなのです。

これが自因自果です。

たった年に二回のこの大事な機会に他の余計な事をするな!お彼岸期間中は彼岸のことだけ考えろ!

と戒めの意味で色々なタブーが広まったのではないのでしょうか。

たった年に二回のお彼岸期間中はご先祖様を想い、自分自身と向き合う重要な期間です。

日本独特のお彼岸という伝統ある大事な行事を守り続ける事は日本人としての義務なのです。

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